10日に西武からソフトバンクへFA移籍した、山川の補償が和田毅だという情報が流れた
しかし実際には甲斐野央が西武へ移籍。一部では和田が移籍を拒否したため甲斐野に変更されたという話もあります
FA補償でベテラン選手が指名することは少なくない。工藤公康・長野久義・内海哲也などが補償選手として移籍しており、移籍先で活躍している例もありました
しかし功績のある選手を他球団や渡すことに、反発するファンもいるため対抗策を講じた例もありました
一つは中日の岩瀬です。日本ハムから大野奨太をFAで獲得した際、日本ハムは補償選手として岩瀬を指名しました
岩瀬は引退をチラつかせてまで日ハムへの移籍を拒否し、生涯中日を貫きました
一方、巨人の上原も広島から丸がFA移籍した直後に、自由契約選手として公示されました。しかしFA補償の選手を選ばれた後、巨人と再契約したため補償逃れではないかと物議を呼びました
上原は翌シーズンの開幕直後、5月中旬に引退を発表したため本人は翌シーズン1年間活躍できないことを分かっていた。移籍してすぐ引退は難しいため、巨人と相談したのではないかと考えられます
和田は今年43歳。昨シーズン8勝を挙げているものの27歳の甲斐野に比べると活躍できる期間は確実に短いです
ベテランを獲得するというのはケガのリスクだけでなく、引退時期・移籍後の活躍などもあるため、過去に4番・エースの活躍をしたからと言って獲得することはいいとは言えません
たとえば巨人にFA移籍した、豊田の人的補償として西武へ移籍した江藤。西武へ4年間在籍し、ホームランは15本。補償選手の活躍とならば物足りない気もあります
和田は松坂世代ですので、今年44歳になります。補償として取ってどのくらい活躍できるのかとなれば、提供するソフトバンクも、無責任に差し出せないのかなと