広島・巨人・阪神など日本の球団は会社が株を保有しており、球団社長をはじめ役員を派遣しているのでいざ親会社の経営があぶなくなったら球団を売却しています

 

しかし大谷を獲得したロサンゼルス・ドジャースは、これまでに野茂英雄・石井一久・前田健太などが在籍していたため日本人になじみがあります。ただ、ドジャースがどんな球団かとまでは知りません

 

大谷は今回、ドジャースと10年で7億ドルの契約を結び、そのうち97%は10年かけて支払われるとなっています。これについて、元プロ野球選手の長嶋一茂さんは「球団が破産してしまうかリスクはゼロではない」と言ってますが、メジャー球団の身売りは珍しいことではないんです

 

大谷が今シーズンまで所属したエンゼルスが、経営難で度々身売りの話があったことを知っている人も多いと思います。大谷のFA移籍もエンゼルスの経営難というのが理由と思う人もいるでしょう。実際にドジャースのオーナーは現在個人であるため、企業と違いずっと経営し続けることもできません。新しいオーナーになった場合、経営方針が一転し、高額年俸の大谷を放出するということもあります

 

日本のように長期で球団を持てるオーナーが少ないため、高額かつ長期の契約をする際には移籍を断れる「トレード拒否権」というのも、選手に与えられるようですね

 

ちなみに10年など長期契約の選手が途中で移籍した場合、移籍先の球団はその年のドラフト上位指名権を譲渡するシステムがあるそうです

 

日本だと大谷を途中で移籍させるなんて考えられませんが、メジャーリーグでは戦力の他チームの経営・選手の育成などで大物選手であっても移籍することは当たり前のようです