最近の新型コロナウィルス関連のニュースで、やたらとカタカナ用語が出てきますが(河野防衛大臣がツイッターで、日本語で言えば良いのでは?と呟いて、そのこと時代もニュースになっていますが)、英字新聞の記事などを読むと、全く初めて聞く単語や、英単語としては知っていたけど、そういう意味で使うんだー、と初めて知ったものもあったりと色々な発見があります。

"クラスター"や、"ロックダウン"、"オーバーシュート"、"パンデミック"といった用語は、既にカタカナで日本語化していますが、クラスター:cluster は、ビジネスの場などでも使うことがある単語で、それほど特殊なものではない気がしますし、パンデミック:pandemic((非常に広い地域での)感染病の大流行)は、2009年の新型インフルエンザの時にも、よく聞いた気がします。
しかし、lockdownやovershoot(ing)といった言葉は、英語での日常会話やビジネスシーンでも、あまり使わないのではないかと思います。

それらの、今回いきなり日本語化した単語以外にも、例えば、outbreak((突然の)大流行), mortality(死亡率)といった普段あまり聞かない単語や、social distancing といった表現も、英語のニュースや英字新聞によく出て来ています。
social distancing は、文字通り直訳すると、"社会的な距離"ということなのでしょうが、例えば、昨今のイベント中止や休校措置などは、そういう場では、(1.5m~2m必要と言われている)距離:distance をとることが、現実的に難しいことが理由になっているわけですよね。

他にも、例えば、最近 self-quarantine という言葉もよく登場しています。
これ、辞書を引いても出てこなかったのですが、quarantineは、空港などで"検疫(所)"の表示として見ると思いますが、それ以外に"隔離(する)"という意味もあり、self-quarantine というのは、自分を(自主的に)他人と接することがない状況におくことで、自国の規定で検査を受けることはできないものの、新型コロナウィルスに感染した可能性が高いと自ら判断した、(環境活動家の)グレタさんがself-quarantine 中だとニュースで見ました。

因みに、"COVID-19"というのが、今回の新型コロナウィルスの正式名ですが、これは、CoronaVirus Disease, 2019 を略したものだそうです。