・開始18分、染野唯月の退場で崩れたゲームプラン
相馬直樹監督の就任2試合目。前節と同じ先発メンバー、4-4-2の布陣。ベンチに新加入のユミンと負傷から復帰したキャプテン森田が名を連ねた。
スタートから勢いと選手の質で勝る FC東京に幾度も決定機を作られるも、紙一重で跳ね返し、シュートには至らなかったもののゴールに迫る場面も。
しかし前半18分、染野がルーズボールを争う際に高く上げた足が相手DF稲村隼翔の顔に接触。危険なプレーとして一発退場。早い時間にしてエースを失うことになってしまう。
試合の大部分を10人で戦うことになったヴェルディ。新体制で取り組んできた前線からの守備や、攻撃への積極性を発揮することが難しくなった。
染野の退場が試合を大きく左右したことは間違いない。ただ、それだけで片付けてよい試合でもなかった。
・前半41分、セットプレーから先制を許す
数的不利となった東京Vは、前半29分に接触で足を痛めた福田に代えて熊取谷を投入。守備のバランスを整えながら、FC東京の攻撃に耐える時間が続いた。
しかし前半41分、ついに決壊。CKからアレクサンダー・ショルツに直接ヘディングシュートを決められて失点。
10人で戦う状況では、セットプレーでの失点は非常に重い。
相手の攻撃を耐えしのぎ、0-0のまま後半に持ち込めれば、違った展開も考えられただろう。
・後半、立て直しを図るも失点が続く
後半開始からヒョンウに代えて一美和成を投入。
しかし後半10分、シュートが柴戸の手に当たったことがハンドと判定され、与えたPKをマルセロ・ヒアンに決められ、0-2。この際蹴る前に相手選手がPA内に蹴る前に先に入ったようにも見えたが、残念ながら蹴り直しになることはなかった。
せめて一点でも返すべく、平川を投入して打開を試みるも、数的不利の上起点を失った状態では反撃の芽はすでに摘まれたも同然であり、苦し紛れに相手の攻撃を跳ね返し、カウンターを試みても一美にロングボールを上げるだけの単調な攻撃に終始。
さらに後半23分にはまたしてもヴェルディキラー・長倉幹樹に追加点を奪われる。
後半アディショナルタイムにも新加入のダニ・ゴメスに決められ、最終的には0-4。プレーを続行したもののマテウスも脚を痛め満身創痍であり、次節は欠場が濃厚に。
序盤の数的不利によって陥った劣勢を最後まで覆せず、数的不利なりの有効な戦い方も出来ないまま、公式記録上はゴールどころかシュートすら記録出来ず、完膚なきまでに叩き潰される結果に終わり、試合後には選手全員がゴール裏と話し合う一幕も。
