<前半は押し込むも>
一美がなんかアクシデントみたいでまさかメンバー外。大事に至らないことを願います。
フォメには変化はないものの、シャドーに藤本寛也が起用され、福田が加入後おそらく初のWB起用。また3バックが右に林、真ん中に佐古、左に鈴木海音という初めての並びとなりました。
開始1分足らずで福田のクロスに神田がいきなりフリーで合わせるも枠の上。
全体的に押し込む展開が続き、鳥栖のシュートを枠外に外れた19分の鈴木(大)の一本に抑え、シュート数も7−1とするも鳥栖の引いて守る守備を崩せず。
前半終了間際には福田のクロスから再び神田が頭で合わせるも枠をとらえる事ができず、スコアレスで前半を折り返します。
<相手の交代策に手を焼く>
後半開始早々、主軸である機体の若手・塩濱を投入してくると一転して彼の突破力に手を焼く形に。
開始1分足らずでシュートを許すと、52分に右サイドを崩され、古巣対決となった中原のクロスに合わせられて痛恨の先制点を被弾し0-1。
58分にはロングフィードに抜け出た染野が1対1の好機を迎えるも、昨年の長野時代にルヴァンで好セーブを見せた松原による信じがたい反応で防がれます。
しかし60分、サイドを深く抉ってからのクロスに対し混戦の中、藤本寛也が早くも加入後初ゴールとなるシュートを突き刺し、試合を振り出しに戻します。
その後は柴戸と斎藤の交代もあって思うようにボールを握れなくなり、起爆剤として選手交代を行い、特に熊取谷が推進力を見せてATに1点ものの決定機を複数回迎えるも、またしても松原のセーブ。
逆に鳥栖側のCKでピンチを迎えるも、こちらもマテウスの好セーブで逃れ、90分では決着が着かず延長戦へと突入します。
<延長で力尽きる>
延長で決着をつけたいところでしたが、林が脚に限界が来ていたのか、井上と交代。彼の起用に対しては意見はないですが、得点が必要な場面で攻撃的な選手を交代できず、すでに走り回って限界が近かったであろう染野や福田らを引っ張らざるを得なかったことは結果として命運を分けてしまいました。
何度か相手ゴール前に上がるシーンこそ見られたものの、効果的な攻めはあまり見られないまま、延長後半早々に再びサイドを崩されて塩濱に今日2点目となるゴールを許し、その後も熊取谷らが諦めずにゴールを狙ったものの、スコアを動かすには至らずタイムアップ。
城福体制になってから初となる下位カテゴリへの不覚、それ以前を含めても2019年の天皇杯法政大学戦以来の苦杯となり、また現在J2で17位と苦しんでいる鳥栖の控えメンバーが中心のメンバーに敗戦を許す結果に、試合後は現地、および遠方から見守ったファン、サポーターから厳しい声も多く聞かれました。
<結果をどう受け止めるか>
勝利が遠い中で再起のきっかけを作りたかったルヴァンでのこの結果は、ポジティブに受け入れるのは難しいですが、佐古と林の併用をはじめ様々な試験的な試みで攻撃の形には今後の希望も見られました。
一方で、スタメン選手に対して交代組のプレーが側から見ると消極的に映ってしまった、また被カウンター時の必死さが少なくとも画面越しに見る限り見られなかったのは残念に映ってしまった。唯一熊取谷は俺がなんとかしようというエゴを感じられた。
指揮官の責任を問う感情もわかるけれど、今季は慣れないシーズンでどのチームも負傷者やコンディション調整に苦しんでおり、結果としてその中でも一定のクオリティを選手で担保できるチームが勝ち点を拾えている印象。チームの保持している戦力そのものの大きさが結果につながってしまっている現状だと感じてます。
ただ、若い選手たちにはもっと頑張って欲しい。いや、本人なみに頑張っているのはわかる。
ただ現実として、チームの総合の平均年齢がリーグ全体でもかなり若い部類なのにスタメンで出場している選手の平均年齢が高く、彼らを押し除けて実力でレギュラーを獲得できる力がある選手がほぼいないこと、移籍金による利益があったであろうとはいえ決して資金力に恵まれているとは言えないヴェルディが大きな予算をかけて柴戸、一美、寛也、ユミンら実力者を獲得した意味を重く受け止めて欲しい。
直接ピッチに立つことも戦うこともできない自分たちはただ信じるしかない、だから希望を見せて欲しい、それだけ。
今が苦しい状況でも堪えるから、信じるから、未来を作ってくれ。
