<前進し続けるも、フィニッシュの精度を欠く>

状態が心配された染野は大事には至らなかったようでスタメンとなり、溝口、福田、食野がスタメン復帰。ベンチに齋藤が満を持して復帰となりました。


序盤は神戸の攻撃をいなすも、18分にジエゴのロングスローから繋がれ最後は新加入の高橋にゴールを許し先制点を奪われます。


一方。この日はビハインドでも気落ちすることなくサイドを起点に神戸ゴールに攻め込む時間が長く、特に染野、福田のパフォーマンスは目を見張るものがありました。


しかし、神戸のボランチ井手口と守備の要マテウス・トゥーレルの状況判断力に阻まれ、最後のフィニッシュで堰き止められる展開が続き、ビハインドで前半を折り返します。


<蘇った色彩>

後半開始5分、右サイドのクロスから日高のヘッドはヴィドが防ぐも、こぼれ球を永戸に押し込まれて痛恨の2点目を奪われます。


しかし、出色の活躍を見せる男がいました。

ハーフタイムで、キャプテンマークを巻いていた林を下げて(アクシデントかと思いましたが戦術的な理由だった模様)ヴィドがキャプテンマークを巻き、代わりに送り出されたのが、この日がJ1デビューの佐古真礼。


193cmのチーム一の高身長に加えて左利きと、ユースの時代から期待されながら、度重なる負傷やCBのレギュラー陣が盤石だったこともあり、リーグ戦はおろか100年構想リーグでも一度も出場機会を与えられず苦悶の日々を送っていた逸材。


しかし緊急のようなデビューながら、高精度なロングフィードを次々と配給し、今までの鬱憤を晴らすような堂々としたプレーを彼は見せてくれました。


そして59分に内田に代わり新井を投入、そして待望の復帰戦となった齋藤功祐を合わせて投入すると、複数リードもあり神戸が無理しない展開になったとはいえ、ほぼ押し込む展開に。


何度もサイドや中盤で神戸のゴール前に進み、ほぼ押し込む展開になりました。


結果として、最後まで神戸の固く閉じた守備を崩せないまま、タイムアップの笛。

結果として開幕からの5試合は2分3敗と、上位候補との対決は続いたとはいえ苦しいものとなり、この日の観客動員もJ1復帰後初となる1万を割る結果にはなってしまいましたが、試合内容そのものは今後に期待を残す結果となりました。


結果も内容も苦しいものだった2節〜3節から、少しずつ芽生え始めた希望の種。

これからのチームを信じて、緑よ、立ち上がれ。