<痛恨だった序盤の失点>
今夏に秋田から加入した井上竜太がJ1デビューとなる初スタメン。森田に代わり食野がリーグ戦ではホーム湘南戦以来となるスタメンとなりました。
可能な限りイーブンで折り返したかったヴェルディ でしたが、前半6分、食野の縦パスが相手に引っかかりCKに逃れるものの、CKで中島洋太朗の正確なキックをヴァレール・ジェルマンがヘディングで合わせ、ポストに当たったこぼれ球を中野就斗が押し込んで先制を許します。
失点後、積極的にプレスをかけ、サイド攻撃や齋藤功佑のミドルシュートなどで反撃を試み、特に前半ATには、齋藤がペナルティエリア中央から放ったシュートが確実に枠を捉えるも、広島GK大迫敬介の決死の顔面セーブに阻まれ得点ならず。
シュート数で広島を上回った(11本対8本)ものの、得点には至らず、0-1で前半を終えました。
<決める部分の精度の差>
後半もヴェルディが押し込む展開が続き、59分、食野がドリブルで相手DFを抜き去り、1対1の決定機を迎えるも、シュートはまたしても大迫の好セーブに阻まれました。
さらにその直後、新井悠太のシュートがクロスバーを直撃するなど、同点のチャンスを活かせず。
すると62分、中盤でボールを奪われて広島のカウンターが発動。素早い展開から中村草太がジャーメイン良とのワンツーでDFラインを突破し、最後はGKマテウスをかわし、左足でゴール左上に突き刺し痛恨の追加点を被弾(0-2)。
83分にはFKで新井直人が直接ゴールを決め、試合を決定づけられてしまいます(0-3)。
終盤も交代出場の白井亮丞らが果敢に攻めますが、大迫の度重なるビッグセーブに阻まれ、1点を返すことすらできず現状の地力の差を見せつけられる完敗となりました。
<上に行くために足りないもの>
初出場の井上は縦パスを引っ掛けてしまうなど連携面の粗は見られたものの、空中戦の強さなど持ち味は見せていたのでこれからの伸び代には期待できる。
しかし、交代組のパフォーマンスは確かに白井の奮闘も目立ったもののスコアに影響を与えるまでには残念ながら至らなかった。
広島が矢継ぎ早に交代するのに対して交代が遅いようにも感じましたが、あの交代選手のパフォーマンスを見ると、確かに交代に二の足を踏んでしまうのも理解できる。あの熱い気候、強度の高さが求められるゲームでは選手の力量差がはっきり出る形になってしまった。
負け惜しみにしか聞こえないだろうけど、何度も大迫を慌てさせる場面は作ることができた。あのクオリティが高いチームにもそれだけのチャンスの量を今のチームは作ることができる。
しかし、それでも止めてくる強烈な守備陣がいて、強度を維持できる交代選手たちがいる。だからこそあれだけの勝ち点を稼いでいる。
現状、同じ土俵に立つにはチームが内外ともにさらに成長しなければならないことを、身に染みてわからされた試合でした。
