<エンドレスCK>

中断期間を経てメンバーが多く入れ替わったこの試合。綱島が務めていた最終ライン中央には深澤が入り、WBに久しぶりの新井悠太を起用。またベンチに新加入3人が全て名を揃えることになりました。


8分、左サイドからのクロスに染野が合わせて枠を捉えるも、朴一圭のファインセーブに阻まれゴールならず。


10分、遠目から昨シーズンの開幕戦で劇的な逆転ゴールを許した松原にシュートを浴びるも、ヴィドが冷静にセーブ。


39分にはユアンが鋭いシュートを枠に飛ばすもキニョーネスのクリアに阻まれました。


前半終わりで実に12本のCKを獲得し攻め込む展開となるも、決定機は少なく、やや町田戦を思わせる展開で前半をスコアレスで折り返します。


<谷口栄斗、魂のゴール!>

前半苦しんだマリノスは、思うように起点になれていなかった谷村海那とジャンクルードを下げ、植中朝日とじゃが…渡辺皓太をピッチへ。


後半開始直後はマリノスに押し込まれる展開となり、2分に天野が鋭いシュートを枠に飛ばすもヴィドがセーブ。


5分には古巣対決の渡辺皓太が強烈なシュートを放つもサイドネットに。


しかしそこから盛り返した59分、新井の持ち上がりから左に展開し、コロ助が中央にクロス、一瞬マリノス守備陣の反応が遅れたのを見逃さず、オフサイドラインギリギリで抜け出た栄斗が強烈なヘッドでゴールネットを揺らし、待望の先制点。


そのあとオフサイド疑惑で久々のVARチェックが入るも、無事ゴール判定。


70分に井上健太が強烈なシュートを放つもヴィドがセーブ、直後に染野が抜け出しミドルを放つも枠を捉えられず。


81分には新戦力の寺沼星文がデビュー。シュートシーンこそなかったものの、マリノスの守備陣相手にも身体の強さと空中戦の強さを見せ、今後にかなり期待を残す上々のデビューでした。


終盤には疲労からかイージーミスが散見されるも身体を張って防ぎ、残留争いにおいて大きな勝ち点3を獲得しました。


多くの別れを経験しながらも、既存戦力がより高いパフォーマンスを発揮して今後につながる勝利。


熱い戦いを見守るように、試合後の夜空には美しい満月が輝いていました。


<MOM>

谷口 栄斗


値千金の決勝ゴールとタイトな守備で勝利の立役者に。

これからも頼んだぞ!