<思うようにならなかった前半>
メンバー選定に注目が集まりましたが、結果リーグ戦とは9人入れ替え。
リーグ戦から引き続きのスタメン起用となった2人も、綱島はリーグ戦次節出場停止、染野は今季起用されているシャドーではなくワントップ起用となり完全なターンオーバーとなりました。
決定機を与える場面こそ少なかったものの、両ボランチがうまくボールを運べずあまり前進できない展開に。染野と山見、川﨑がポストプレーや個人技で打開を試みるもゴールを脅かすシーンはあまりなく前半中盤へ。
そして閉塞感があるゲームがついに崩れたのが33分。中盤のロングフィードから右サイドに展開され、鈴木海音が上がって交わされて上げられたクロスに走り込んでいた石田が慌ててスライディングに走ったユアンを交わしてゴールネットを揺らされて先制点を許します。
直接山見がミドル、CKの流れから鈴木海音が強烈なシュートを打つも秋田GK矢田貝のセーブに阻まれ前半終了。
<久しぶりの劇場で延長へ>
後半、やむを得ず海音とユアンに代わりヒロトと新井悠太を投入。
引き気味になる秋田に対してさらに攻勢を強めるもなかなか秋田のタイトな守備を攻略できず。
しかし75分に勇大のシュートが秋田DFの腕に当たったとしてPKを獲得。かなり厳しい判定でしたが…
これを勇大が蹴るも、右ポストにぶち当ててしまいゴールならず。
ビッグチャンスを逃しこのまま秋田の地に沈むかと思われたAT、交代出場の福田が秋田DFと競り合いながらクロスを上げ、勇大が身体を入れられながらも反転シュートでゴールネットを揺らし、土壇場で振り出しに戻します。
<待ちに待ったヴェルディ劇場>
そのまま延長に突入するも、かなりの攻勢で体力を消耗したか秋田のペース。
お互い前半は大きなチャンスは訪れないまま後半へ。
後半開始直後に秋田の村松が強烈なシュートも延長から川﨑に代わり投入の宮原がブロック。
さらにCKの流れから染野のヘディングクリアが緩くなったところを諸岡に強烈なミドルを浴びるも、長沢が指先に当ててバーにぶち当て逃れます。
そしてついに決着となるゴールが生まれたのはPK戦突入が濃厚となった110分。宮原が鋭い仕掛けからPA内に侵入しパス。これはクリアされるも染野が身体に当てて落ちてきたボールに勇大が矢田買より早く反応し、福田にヘッドでパス。これを福田がゴールネットに突き刺してついに逆転。
秋田の地での120分の死闘にピリオドを打ち、新潟の待つ3回戦にコマを進め、勝利と複数得点でリーグ戦にも弾みをつける結果となりました。
<M O M>
福田 湧矢
交代出場で1ゴール1アシストで見事勝利の立役者に。リーグ戦でもさらなる活躍に期待!
