<またしてもゴールが幻に>

前半20分が過ぎたあたり、ヴェルディは劣勢でした。


開始早々から大迫のポストから決定機を作られ、その後も神戸の選手のフィジカルの強さ、技術の高さ、そしてチームとしての統制された動きを崩しきれずボールが思うように前に出せない。


どこかで活路を見出して欲しいという願いで声を枯らす中…20分にソメがゴール手前から強烈なミドルを放ち枠を捉えるも、前川のセーブに阻まれます。


しかしそこから自信が生まれたか、徐々に相手陣内への侵入が増えていきます。


32分、PA内に侵入した勇大をトゥーレルが押し倒すも笛は鳴らず。しかしその流れでパスを受けた福田が勇大への対応で反応が遅れた前川のいない無人のゴールへとシュートするも、素早く戻ったDF山川のブロックに阻まれました。


43分、CKから競り合ってボールを保持した綱島が強烈なシュートをゴールネットに突き刺すも…VARでその前のGK前川との競り合いがファウル判定され取り消し。


伸びたATの49分にも綱島が強烈なミドルシュートを放つも前川がファインセーブ。先制点こそならずもゴールへの期待を感じさせて前半を折り返します。


<不足したリカバリーパワー>

後半序盤再び攻め込むも51分。


中盤のパスをインターセプトされて神戸の波状攻撃を止められず汰木にゴールを許し0-1。


その後は再びボールを前進できなくなり、65分に山見を投入し、投入直後の山見が相手のミスから1対1のチャンスを迎えるも前川がセーブ。


しかし結果的にこれが最後の決定機となり、ATに交代出場の川﨑のクロスがゴール前に飛んだ程度で神戸ゴールに迫るシーンすらほとんど作れず、終盤には綱島が2枚目のイエローを受け退場し万事休す。


今季序盤やJ2時代によくみた「押し込むか互角に戦うも失点してから一気に崩れ反撃できないまま淡々と敗戦」という結果となりました。


次回ルヴァン秋田戦が、転機になることを願って。