<大観衆が見守る中>

平日かつ雨予報と動員が心配されましたが、蓋を開ければ2万6865人もの大観衆が詰め掛け、雨も試合前には上がり、開始前はお約束のブーイングやダービーチャント合戦と、首都のダービーに相応しい雰囲気の中で試合が始まりました。


目まぐるしく攻守が入れ替わる中、最初のビッグチャンスはヴェルディ。19分、コロ助のクロスにドンピシャで合わせた染野がヘディングし枠内を捉えるもブランドンがセーブ。


しかしそこから得たCKから林尚輝が打点の高いヘッドでゴールに突き刺し先制。林は鹿島時代も含めJ1初、ヴェルディでは2023年アウェイ磐田戦以来2年ぶりのゴールとなりました。


連戦ということもあり守りを早くも固めるヴェルディに対し、FCは左サイドを中心にロングボールで打開を試みる展開になると、26分に抜け出した木村が一対一でシュートもヴィドが僅かに指先に当ててクロスバー直撃。


しかし41分に高のロングボールにギリギリで抜け出した佐藤ケインが1対1を決めて同点で折り返します。


<あと少しが遠かった>

後半開始直後にPA内に侵入されるも佐藤ケインのシュートはヴィドが身体を張ってブロック。


そして7分、中盤のインターセプトから勇大の抜け出しはエンリケのブロックに阻まれるも、ブランドンが倒れた勇大を気にして一瞬フリーズしたところを染野が突進、交錯しながらもミスを誘ってそのままゴールネットに突き刺します。


接触で足を痛めながらもプレー続行の染野は55分にも抜け出して強烈なシュートを狙いますが今度はブランドンがセーブ。


59分に交代。ベンチに座って試合後も歩いて挨拶に来ていたので大事には至らないことを願いますが、次はお休みになるかな…


63分、その染野に代わって投入されたユアンが抜け出し、ゴール上に強烈なシュートもクロスバー直撃。キーパー触っているように見えたがGK…


このどちらかが決まっていれば運命は変わっていたのだろうか。


終盤、交代枠をフル駆使してゴールを狙うFCに今度こそ守り切りたかったのですが、88分、FKの流れからクロスに反応したエンリケを抑えられず無常にもボールはゴールネットへ。


AT、平川のCKから交代出場の白井が詰めるもブランドンがセーブ。


スコアは動かず、決着は9月に持ち越しとなりました…


負けないのは最低限、次は勝ちたい。