<待ってた!弾丸FK一閃>
前節からスタメン、サブ共に変更はなし。鳥栖はスタメンに前回の対戦時は負傷欠場中だった「メシアヒカル」こと中原輝が名を連ねました。
お互い中盤での潰し合いが続き、決定機がなかなか訪れない中、ゲームが動いたのは19分。
勇大が前線でボールを納めてファウルを誘発し、好位置でFKを獲得。
開幕戦とホーム開幕戦の鮮烈な一撃からしばらく遠ざかっていたものの、FKに抜群の期待感があるフウキ。「セットされた瞬間、入る確信があった」と豪語するように、蹴られたボールは美しい軌道を描いてパクイルギュの手をすり抜けゴールネットに突き刺さり、大きな先制点。
昨シーズン、昇格を大きく引き寄せるFKを決めた中原の前で、現在のフリーキッカーが大きな仕事を成し遂げました。
42分にも左サイドからのクロスにフウキが反応しますがこれはミートせず。
前半AT、混戦から日野に強烈なシュートを浴びるも正面で抑えて1-0のリードで前半を折り返します。
<勝負の際は一瞬の閃きからくるもの>
打撲の疑いがあるヒロトがハーフタイムで下がり、林尚輝が変わって後半からピッチへ。
後半開始はやや鳥栖が押し気味に試合を進め、49分に冨樫ケイマンに強烈なシュートを浴びるもうまく体を当てて枠外へ。
その後も鳥栖に押し込まれる時間が続いたからか、山見とフウキに代わり染野松村をピッチに。山見はこの二試合はちょっと消化不良。次節はお休みなのでここは頭を切り替えて欲しいところ。
64分には好位置のFKを染野が直接狙うもキーパー正面。その直後カウンターを受けスリヴカが抜け出す。一対一で万事休すかと思われましたが、DFが身体を寄せてシュートはサイドネットに。
そしてその後も膠着する中試合が動いたのは81分。見木がコーナーを獲得し、その見木のCKは流れてしまうもコロ助が拾ってPA内に。これを翁長がヘッドで押し込み大きな追加点。
リードしたこともありその後は引き気味になるも、大きなピンチを与えることはなく2-0でクローズ。6位をキープしさらに残留の可能性を確固たるものにしつつあります。
やはり相手が難しい状況にあるからこそ、試合運びは難しくなることは間違いない。
そういった中、点をもぎ取った個人の瞬時の判断、閃きがスコアレスドローないしカウンターで轟沈になる可能性も大いにあった試合を快勝へと導いた。
去年からのこの積み重ねこそが、ヴェルディをここまで押し上げてきた。
そう未来とは、無意識の選択肢ー。
<MOM>
翁長 聖
タイトな守備と貴重な追加点でチームの勝利に大きく貢献したことを評価!
