<ゲームを支配するも>

フウキの位置にはソメ。そして森田晃樹がついにベンチに復帰。出場停止のフウキを除き、現状でのベストに近いメンバーが名を連ねました。


開始5分、敵陣でボールを奪った山見が谷が出ているのを見てミドルシュートを放つも、これは谷がキャッチ。


直後の6分、鈴木準弥のクロスをカバーに入ったヒロトの足に当たって軌道が代わりオウンゴール。これはヒロトを責めるのは酷。クロスの質も良く不運な失点でした。


9分、谷のパスをPA内で引っかけたソメが相手DFを振り切って山見にクロスをあげるも町田DFがブロック。


13分、山見とのワンツーでPA内に侵入したゴウキが強烈なシュートも谷が信じがたい反応を見せてストップ。


21分の藤尾のシュートはマテウス正面。


44分、山見がPA内でドリブルを仕掛け谷と一対一になりかけるも町田DF林のカバーに阻まれ前半は0-1。久しぶりのホームでビハインドで前半終了となりました。


<あと一押しが近いようで、遠い>

後半、稲見に代わりユアンを投入。稲見のWBは適正というよりもチーム事情でそこに置かざるを得ないって感じなのよな…前半いい位置にいたから彼にサイドチェンジを仕掛けたりもしたけど適正ではないからそこから何か生まれるはずもなく。これは見ていて辛い。逆にそれできるようになっちゃったら手がつけられなくなるぜ。


対象的に交代したユアンは良かった。仕掛ける意識がどんどん上がり、スライディングブロックでカウンターを堰き止める熱いシーンもあり。どんどん成長している。


50分、ソメのスルーパスから山見のシュートは枠を捉えられない。


54分、ナサンホのシュートはヴィドがガッチリキャッチ。


66分、足を攣った綱島に代わり見木をピッチへ。67分にはその見木が早速カウンターからシュートもバーの上。


77分、ゴウキとコロ助に代わり勇大と、ついに森田がピッチへ。


85分、翁長に代わりチアゴを投入し最後まで同点を狙いにいきます。


88分、森田がセンターアーク付近から針の目を通すようなパスでユアンに出すと、彼のクロスから山見へ。完全に一点ものでしたが谷の決死のセーブに阻まれました。


そしてスコアは動かず、0-1のまま敗戦。残念ながら初めてのシーズンダブルかつ、今季味スタ初黒星となってしまいました。


<収穫は十分、ただ結果が欲しい>

町田は強かで、選手の質、守備組織ともに高かった。それは受け入れなければいけない。昇格同期であり、同じ東京のチームというバイアスがかかっているけど、今の現状は町田に勝てるほどの力を持っていない。


しかし、相手の倍近くのシュートを放ち、ミス絡みではなく自力で多くのチャンスを作り、同点ゴールが見える状況まで持っていった。


開幕でメンバーにすら絡めなかった中、主力に定着している選手がいる。出場するも納得いくプレーができず批判に晒されながらも、成長し勝利につながるプレーができる選手もいる。


それだけに結果に繋がらなかったのが、ただただ残念ではあるけれど、まだまだこのチームは成長し、上に行ける。


彼らが100%、いやそれ以上の力を出すために、全力で背中を押していくだけよ。