<高パフォーマンスの松橋優安に悲劇>

まだ興奮が止まらなくて先に結論から入りたいところですが、まあここはちゃんと順序通りにいきます。


林尚輝の出場停止による相方は綱島悠斗に。CB起用は去年のCBが全滅レベルで怪我人が続出していた時にちょっとありましたね。


代わりにボランチは強度を維持するために稲見がスタメン復帰。そしてサイドに松橋優安がスタメン起用。山田楓喜がベンチ外となり、永井がリーグ戦では初めてベンチ入りを果たしました。


開始早々に勇大がシュートを打つも、前半は神戸ペース。大迫と武藤の言わずと知れた元代表2トップに加えて、今シーズン絶好調の川崎から移籍の宮代が次々とゴールを狙っていきます。


しかし事実上左SBに入っていたユアンがゴートクや武藤と必死に体を入れて渡り合っていました。試合前には分が悪いんじゃないかと思っていましたが、本当にこの日のユアンのパフォーマンスは良かった。


ところが30分、武藤の肘が顔面にエルボー気味に入ってしまい頭部に鼻血が出るほどのダメージを追ってしまうユアン。


一時はプレーに復帰したものの、再び倒れてしまい33分に交代。おそらく脳震盪でしょうか。大事に至らないことを祈ります。


変わってすぐさまユアンに代わりコロ助をピッチに。そして宮原、稲見、綱島、千田、翁長と5バック気味のフォメに移行。


そのあとも押し込まれる時間が続いたものの、ユアンの治療で伸びたAT、見木にロングボールを預ける形でチャンスを作り、CKからコロ助が強烈なシュートを放ち、希望を残す流れで前半終了。前半での複数失点はストップとなりました。


<後半の見事な修正>

後半開始早々、見木がシュートを放つものゴール上へ。


53分に神戸の広瀬にゴールネットを揺らされるもハンドでゴールネットに押し込む形になりノーゴール。助かりました。


60分にはコロ助がシュート、62分にも見木が枠内に強烈なシュートを打つもこれは前川がファインセーブ。さすが代表…


そして思わぬ形で、先制点が生まれます。


65分。左サイドからボールを受けた染野が逆サイドにサイドチェンジ。これを翁長が右サイドでフリーで受け、ゴール前の勇大を目掛けクロス。これをクリアしようとした山口蛍のキックがそのまま神戸のゴールネットに吸い込まれ、VARのオフサイドチェックも通過し、アウェイ神戸で1-0のリード。


その後も神戸の猛攻を必死のディフェンスでブロックし、カウンターであわよくば追加点のチャンスも作りながら、大きなピンチを迎えることなく試合をクローズし、タレント軍団神戸から前節の惨敗を完全に払拭する金星を上げることに成功!


見事な采配でチームを蘇らせた城福采配、選手たちのリカバリーパワー、そして連戦の中アウェイ神戸まで足を運んだサポーター同時に拍手!


水曜にまさかのお祭り試合、ソシエダ戦を経て残留争いのライバル・札幌をホームに迎えます。


<MOM>

齋藤功佑


ミッドウィークフル出場の疲れも急遽の早めの出番もなんのその。


完全に試合の流れを変え、ゴールにこそ絡まなかったが勝利の立役者に!


※ソシエダ戦は諸般の事情により、レビューと感想はおやすみとなります。ご了承ください。