<セレッソの高い完成度>
稲見は大事には至らなかったようで、右SBでスタメン復帰。
ベンチはケイトとゴウキが外れ、ルーキー食野と4年ぶりの復帰となる優安がともにJ1リーグ戦初となるベンチ入りとなりました。
互いにハイプレス同士でがっぷり8つに組み合う展開から、18分には染野がミドルを狙うもジンヒョンの正面。
鋭いカウンターから幾度かセレッソにゴール前に迫られるも、中央を閉めて枠内には撃たせず。
雨が降った影響か両チームともにピッチに足を取られる場面が多く、互いにカウンターに加えてサイドチェンジやロングボールなどを交えての展開となっていました。
しかし41分、先に均衡を破ったのはセレッソ大阪。右のクルークスの駆け上がりから名手・香川真司にヘディングで合わせられ先制を許します。
セレッソは今までに対戦したチームと比較し予想通り個の力だけでなく連携面でも隙のない、本当に完成されたチームという印象でした。
<VARに救われた同点弾と暗転>
後半、メンバー交代はなし。リードしたこともあってかややボールを握らせてもらえる時間が伸びる中、同点ゴールが生まれます。
54分、左サイドからのカウンターに2トップが抜け出し、染野が飛び出してきたキムジンヒョンと交錯。こぼれ球を押し込んだ木村がゴールネットを揺らすもオフサイドの判定。
しかしVARの結果、オンサイド(毎熊が残っていた?)に判定が変わり同点に。勇大はこれで2試合連続ゴールになりました。
その後はやや流れを握り返しましたが、65分にキムジンヒョンのゴールキックを妨害したとして稲見が二枚目のイエローでまさかの退場。
10人となりさらにレオセアラやブエノと攻撃のカードを切ってくるセレッソに対して、山越と翁長を投入し守備人員を増やしてカウンターを試みる流れに。
83分には足を痛めてピッチを退いた染野に代わりJ1デビューの優安。巧みなテクニックで攻撃の起点となり十分J1でやれるポテンシャルを見せてくれました。
数的不利後の苦戦を乗り越えて何度か逆転のチャンスを作るも、89分にマテウスの好セーブからレオセアラが深澤を振り切り、ゴール前に侵入しようとしたレオを林が倒してしまいまたもやPK。これを決められて土壇場で勝ち越しを許す結果となってしまいました。
次節からは久々に味スタに帰還します。
まだ3試合、シーズンはこれからもまだまだ続いていく。
久しぶりにdazn観戦だったけれども、チームが苦しい時に直接力になれないことが悔しかった。
まずは一つの白星が必要。
そのために、次味スタでありったけの声援を届け、ヴェルディを勝たせよう。
選手たちに上を向いてもらうために、俺たちが折れたらダメだ。