ヴェルディの左サイドに加藤蓮あり！今年もそうなると思って疑ってはいませんでした。
一年目ながら主軸への定着。そしてヴェルディの2023年シーズン初ゴールは彼のゴールでした。
ただ、運命の分かれ目となったのは序盤の数試合の離脱でしょう。リリースは出ていませんでしたが、おそらく軽度の筋肉系トラブルか何かであったと推測されます。
ほんの数試合の離脱。しかしその間に右サイドの前年までの主軸だった深澤が左サイドへコンバートされ大ハマり。序盤は絶対的ストライカーが不在だったこともあったものの、チーム得点ランクトップの活躍を見せたことで、彼は安泰と思われた左サイドの定位置を失い、一方で負傷者の影響もあり左ウイングで起用されることがメインとなりました。
彼の豊富な運動量やチャンスに飛び込んでいく積極性に変わりはなし。ただ一方で目に見える数字的な貢献が少なく、HTで交代するなど直接ゴールに絡むよりも、相手の運動量を削るような役割が多くなってきました。それがスタミナの問題か戦術的理由かはわかりませんが、納得いくものではなかったでしょう。
深澤が負傷離脱した後は左SBでの起用が増えたもののやはり90分起用されることは少なく、交代後に本職ではない稲見が左SBに入ったり、最終節からプレーオフにかけては深澤の復帰や山越の起用もあり、J1昇格を決めた清水戦はメンバー外となってしまいました。
そんな中舞い込んできたマリノスからのオファー。実績ある選手が多いだけにポジション争いはし烈でしょうが、昨年から負傷者が続出しているだけに開幕スタメンのチャンスもあると思います。
決意を尊重し、今までの活躍に感謝するとともに「横浜の星」と呼ばれるほどの活躍を目指して頑張ってほしいと、親心ではないですが思う次第です！