<無気力な試合× 引き締まった試合〇>
放ったシュートは8本、しかし枠内はゼロ。
打たれたシュートは9本。枠内は1(真正面に飛んだ)。数字で見たらスコアレスという結果は妥当とも思える。
両チームの決定機らしいシーンは各1ずつ。前半35分、ゴール前に侵入した有馬が枠をとらえ×もクロスバーを直撃。河村が押し込もうとするも枠を超える。
後半33分、シンアライのグラウンダークロスから染野がシュートを放つも、DFに寄せられ枠外に。
いつもであれば時系列で振り返りますが、今回はゲーム全体の統括をメインに話します。
結果的にはトピックスが少ない試合ではあったけど、無気力な試合だったかと言われるとそうでもなく、お互いが最後までやらせない粘りを見せた結果、最終的にゴールが割れずに終わったというような感想。
もちろんスコアが動きそうなプレーもあったけど、結果点につながりかけたのは上記に挙げたぐらい。キタジの交代直後に先週と似た位置でFKを獲得したりといった「もってない」場面も散見しました。
<シンプルでいて奥が深い「シュートを打て」という問題>
んで、こういうデータだから必ず起こりうる「シュート足りないんじゃないの」問題。
これ、めちゃくちゃシンプルに見えて、実は複雑なんですよね。
同じ「シュート少ない」でも、相手の圧力がすごすぎてゴール前にボールを運べずそもそもシュートを「打てない」のか。
もしくはボールを握ってるにも関わらずシュートコースを探してパスを回す時間が多く「打たない」のか。この事象は2~3年前に頻発していた感がある。
じゃあ、肝心の「この試合はどっちだったか」なんですが、俺が見る限りは50:50ぐらいかと。
中盤のボールの握り合いがこの試合は多く、特にレフェリーはプッシングのところを流す傾向にあったからフィニッシュ行く前にプレーが止まりがちだった。これが「打てない」の50。
んで、森田がフリーで打てるかも!と行った時にパスを選択した場面とかが残り50に相当。でもいうほどそういうシーン多かったかな?という感想もある。
もちろん、光る場面もあった。千田と平はいわきの鋭いカウンターチャンスを必死に潰していたし、まだ合流数日のはずのハセタツやお久しぶりのシンアライのサイドの突破はワクワクした。
ただ、ゴールを脅かすには至らなかった。それが今のチームの現時点での力。
上位を追いかけるにおいて、痛いことは間違いない。でもまだまだ、このチームが上に行ける可能性も見えている。
ただ、信じるのみ。
