<左サイドをマリオが切り裂く>
試合直前に激しいスコールがあり、ややスリッピーなコンディションで迎えた秋田戦。阪野と深澤がメンバー外となり、加藤蓮が初めて本職の左SBでのスタメンとなり、古巣対決となる千田が満を辞して加入初スタメン。
マリオ、バスケス、コウスケが久しぶりのスタメン復帰となり、綱島と山田剛騎がプロ初スタメンとなりました。
秋田の厚みのある攻撃に苦しむも、この日は初めて左サイドで起用されたマリオがサイドで複数人を抜き去りチャンスメイク。やはり彼が1番生きるのは左ウイングなのかもですね。
前半は結果、試合は動かず0-0で終了。
<確立した得点パターン>
後半は山田剛騎を下げ、河村を投入。
ゲームが動いたのは52分、左サイドからマリオが戻したボールを加藤蓮がロングボールを入れ、河村が落としてから綱島が押し込んで先制。この流れは今季のヴェルディの必勝パターンになりそうです。
さらに64分、マリオのCKから秋田DFが弾いたところを千田が前節と同じ形で押し込んで追加点。
89分にCKから一点差に詰めよられるも、8分の長いATを耐え凌ぎ、大きな勝ち点3を獲得しました。
<カジくんへの想い>
前節の接触プレーで負傷し、全治8カ月の診断を受けたカジくん。
この試合のアップ時にはサポーター有志で、4番のプリントが掲げられました。
徳島に移籍していた20年を除いても足掛け6年、大きな怪我もなく公式戦のほとんどに出場し、ヴェルディの心臓だったカジの初めてにして重すぎる怪我。
彼のために、どうしてもこの試合、勝ちたかった。
そして、勝つことが出来た。
これを1時の力だけにするのではなく、彼をJ1へと連れていきたい。
選手たちと一緒に4番を片手に撮影しながら、思うのです。
<MOM>
綱島悠斗
中盤の粘り強い守備と、勝利を大きく手繰り寄せる先制ゴールの活躍からMOM選出です!
