<PK阻止で流れを掴んだかに見えたが>

前半8分、梶川がゴール前でボールを奪われ対応した稲見のPA内での肩をぶつけにいったタックルで群馬にPKを与えてしまいます。


キッカーは名手細貝。またしても先制被弾を覚悟しましたがこれは左に外れる。


マテウスとDF陣、およびゴール裏のプレッシャーが見事でした。


これで再び勢い付いたヴェルディは巧みなパス回しと前線からの激しいプレスでボールを支配しますがあまり決定機は生まれず。


いつもはバランスを取って前に攻め上がることが多かった深澤が相手のクオリティもあってか高い位置を取れることが多かったのですが、クロスが合わない。


上げるタイミングが早い気がしました。意識が高いのはいいんだけどね。


久々に前半を無失点で折り返しましたが、迎えた後半、またもや失点してしまいます。


<最後の質は練習でできるものではない>

後半9分、左サイドを突破され、ゴール中央に折り返されるとヘディングで合わせられると、一度はクロスバーを直撃しますが、こぼれ球を押し込まれまたしても先制点を許してしまいます。


しかし4分後、こちらも左サイドからゴールが。FKを起点に左サイドギリギリまで切り込むと、染野の中央への折り返しをスルーし、うまくフリーになった森田が右足一閃。これがゴールネットに突き刺さり同点。


その後は交代出場のオムの仕掛けや、初めて見た森田のセットプレーなどでゴールを脅かし、ほぼ一方的に群馬のゴールを脅かしますが、スコアは動かず1-1で試合終了。


インタビューで「最後の質」というワードがちらほら見られたものの、これ自体が出てくるのは致し方ないとは思っていて、ただ一方でこればっかりは相手があることだから、練習だけで解決できるものではないんですよね。


そういった背景を考えると、今圧倒的な個の力を持ち合わせる選手を持ち合わせていない以上は、トライ&エラーを続けていくしかないのかなと。


結果が出なくて苦しい状況が続いてしまってはおりますが、これからのチームの成長を見守っていきたいです。