<苦しい入りも、徐々にペースを掴む>
試合が順延し週末のゲームが無くなったことで、ある程度メンバーを揃えてくることも予想された磐田さんでしたが、結果的には主力と思わしきメンバーは数人のみで、ユースの選手も含まれる若手が中心でした。
最初の30分ぐらいまでは、活動開始から3日でコンディションが整っていないのは明らかで、イージーなパスミスで相手に決定機を与えてしまうシーンが目立ちました。ただ磐田さんも、任せられるストライカーがジャーメインだけってなかなか苦しいよね。
徐々に相手の強度に慣れてきたのか、エーコさんや河村が何度か決定機を迎えるもなかなか枠には飛ばせず。
しかしある程度ペースを握って前半を折り返します。
<ミズキが均衡を破るも踏ん張れず>
後半から久々の出場で元気いっぱいのバスケスを投入し勝負に出るヴェルディ。
劣勢の磐田も主戦力の上原や小川を投入し巻き返しを測ります。
ゲームが動いたのは83分、PA内に進出したバスケスが磐田DFに倒されPKを獲得。
ミズキのシュートはキーパーに読まれていたものの、シュートの勢いが勝りついにヴェルディが先制。
このまま90分で勝てるかと思いましたが、AT3分、磐田ジャーメインにロングボールをヘッドで合わせられ同点。
その後はスコアは動かず試合は延長戦へ。
ところが、90分走り切った河村が足を攣ってしまいプレー続行不可能に。本職のCFが居なくなってしまいます。
<奇策、奈良輪雄太CF>
勝つしかないヴェルディは、苦肉の策として奈良輪と西谷をトップに上げます。
磐田もジャーメインが下がり、お互い本職のCFがいない状況に。
完全に消耗戦となって、お互いにチャンスを決めきれずPK戦もみえてきた延長後半。ついに勝負が決まります。
宮本のckはDFにクリアされるも、こぼれ球を拾った奈良輪がゴールへ一閃のミドル。これが磐田gk梶川を貫きついに勝ち越し。
そのまま磐田の最後の反撃を凌ぎ、準々決勝で京都と対戦することになりました。
次は日曜に横浜FCを迎えての一戦です!
