<石浦大雅、プロ初ゴール!>
いやあ、相馬監督はお見事でしたねえ。わずか就任して2日間、守備しか仕込めなかったとしながらもあれだけ戦えるチームを作り上げていた。さすが監督経験が長いだけのことはある。
では、振り返っていきましょう。この試合はGKとCBラインを全変更、前線もカジとWG以外全員入れ替えと大胆なスタメン変更をしてきました。
結果、この采配が実る形で、前半27分、弘堅さんの前線からのパスカットを受けたタイガがシュート!これが大宮DF西村の足に当たってコースが変わり、タイガの待ち望んでいたプロ初ゴールで先制します。
その後は大宮にほとんど決定機を作らせず、理想的な展開で前半終了。
<苦しくなった後半の要因>
一方で後半は大宮の激しいプレスに苦しみ、後半13分に左サイドを突破されてからオフサイドギリギリで抜け出してきた奥抜に同点ゴールを許してしまいます。
その後は、馬場、リヒト、ミズキを一気に投入します。平、コーケンさんはまだコンディションが万全ではないのでしょうか。
結局、相手の激しいプレスをなかなか突破出来ず、クロスバーに救われる幸運もありましたが勝ち越し点は許さず、ようやくATに左サイドの突破から勝ち越しの決定機を掴みますが、エーコさんのヘッドは無常にもゴール左へ。またしても勝ち点3を逃す結果となってしまいました。
コンディション的な部分もありますが、サイドを何度も破られているチームの構造的な欠陥をなんとか改善しないことには、今後も同じようなシーンが出てきてしまうのではと不安が募ってしまいます。
この試合もコンディションが万全でないなら平とコーケンさんをスタメンで起用するのはリスクがあったのではないか。またバスケスの投入のタイミングが遅かったり、前節いいプレーを見せていた奈良輪さんを結局投入しなかったりと、堀監督も采配に迷っている様子が見えてなりません。
次節、天皇杯がいい転機になると信じるしかありません。