さて、マスコット総選挙も今日が最終投票日。果たしてリヴェルンはどこまで食い込めるか。
そんな中、今日登場するのは、言わずもがな、東京時代のヴェルディを代表する魂の守護神、高木義成さんです。
当時のヴェルディのゴールマウスを守っていたのは、今はあの人のイケメンご主人としてお馴染み、難波のイタリアーノこと本並健治氏。義成さんにとって本並氏は憧れの選手だったようで、後に彼の背番号21を受け継いでいます。
01年の東京移転1年目は、川崎フロンターレから復帰した黄金期の正GK、菊池新吉氏と本並氏がW守護神として君臨しており、彼らの活躍を義成さんは遠くから見守っていました。
しかし、01年をもって限界が来ていた新吉氏と本並氏が共に引退。これが義成さんにとって転機となりました。正GKを失ったヴェルディはアゴ…失礼。曽ヶ端の台頭で鹿島でポジションを失ったかつてのベストイレブン、高桑大二朗氏を正GKとして迎えいれますが、試合勘もあってかなかなか調子があがらず、ヘッドコーチから昇格したロリ監督により義成さんが正GKとして抜擢されたのです。
歴史的にもそれだけ新陳代謝が少なかったヴェルディのGKが彼に務まるのか?という厳しい目があったかもしれませんが、なんと義成さんはデビュー戦でサンフレッチェ広島を完封し見事勝利に貢献。最高のデビューを果たしその後も好セーブを連発。結果的に途中から正GKになったにも関わらず、サカマガの02年のJリーグのGK全体の防御率ランキングで楢崎や曽ヶ端ら代表クラスのGKを抑えて一位に輝き、名実ともに東京ヴェルディの不動の正GKとなりました。
キャッチフレーズは「弁慶」。ゴール前に仁王立ちし相手FWの前に立ちはだかるその姿は、まさに弁慶そのものです。
特に2004年の天皇杯決勝戦、試合終盤に絶好の位置で磐田にFKを与えてしまい、名波のゴールへいっちょくせに向かうFKを弾き出したシーンは彼を代表する名シーンです。
2005年の降格時に多くのチームメイトがチームを去る中、彼はヴェルディに残留し、守護神としての座を譲ることなく2年越しでヴェルディのJ1復帰に貢献します。なおある試合ではキーパーながら、ロングフリーキックを直接沈めゴールもあげています。
J1昇格後はFC東京から移籍してきた土肥洋一が正GKになり、08年に惜しまれながらも退団。名古屋グランパスに完全移籍します。日本を代表するGK楢崎正剛の影に隠れてあまり出場機会はなかったものの、サブGKとして腐ることなくチームを支え続けました。
2016年にFC岐阜に完全移籍。最初はバックアップとしてと思われる獲得だったものの、正GK候補の選手が不調だったため、急遽正GKに昇格。実に9年ぶりにレギュラーとして活躍し、健在ぶりをアピールしました。
またこの時、岐阜県を舞台にしたアニメ「のうりん」に感銘を受け、その縁で原作者と対談。作者から「のうりんおじさん」と公認のニックネームを与えられサポーターからも親しまれる存在となります。
翌年はスペイン人GKビクトル(現モンテディオ山形)にポジションを譲り、同年途中に現役引退を発表。その直後の古巣ヴェルディとのホームゲームでは、アウェイであるにも関わらずチームの計らいでサポーターからの花束贈呈と記念撮影が行われ、生まれ育った古巣のサポーターと笑顔のお別れとなりました。
引退後は会社を設立し、社長として活動される傍ら、自らの経験を活かし「高木流GKメソッド」という独自のキーパー理論でチームを問わずGKを目指す日本中の人々に自らのノウハウを共有する「プロGKコーチ」として活躍されています!
セカンドキャリア、頑張ってください!義成さん!