こんにちは!

試合がない週中皆様いかがお過ごしでしょうか。

(J1とJ3はあったけどね。あ、秋田さんおめでとうございます)


さて、以前コロナ禍で中断していた際にこのブログでも様々な企画をやってましたが、その中で一番反響があり、唯一続いた企画が「ヴェルディ歴代外国人列伝」です。


この企画は過去のデータやニュースをもとに、ヴェルディに今まで所属していた外国人選手の中から、知る人ぞ知る、記録よりも記憶に残っている選手たちを取り上げていこうという企画です。


たまたまアクセス数を確認してたら過去のアモローゾ選手の記事が思ったより反響があったようで、急遽続きをやることにしました。


今回紹介するのは「ベンチーニョ」選手です。


ベンチーニョ選手は1994年の後半から半年間、ヴェルディでプレーした選手で、ブラジル国籍、ポジションはストライカータイプのFWです。U-17ワールドカップにブラジル代表として出場した経験があります。


加入した経緯としては、当時のヴェルディといえばキングカズとエンターティナー武田という不動の2トップがいたのですが、94年の夏、代表やJリーグでの活躍が認められセリエAのジェノアに凱旋移籍することになり、代わる得点源としての獲得でした。


ヴェルディ加入前は中東でプレーしており、実力は未知数ですが、蓋を空けると彼はヴェルディのサッカーに完全にフィットし、エースとして活躍し、16試合で13ゴールと抜群の決定力を見せ、見事後期優勝に貢献するのです。

その活躍で翌年も契約更新されるかと、思われたのですが…


鹿島アントラーズのスター、アルシンド選手が加入してくることになり外国人枠の関係により、以前取り扱ったカピトン選手ともども、玉突きで放出されてしまうのでした…


もちろんアルシンド選手も素晴らしい選手ではありますが、彼の決定力なしに後期優勝はなかっただけに、残念であんりません。


しかし、彼の日本での活躍はこれで終わりませんでした!!!


ヴェルディ退団1年後、柏レイソルに途中加入!

14試合で12得点で見事チームを浮上させます。惜しまれつつも半年で退団となりますが、3年後の1998年に再び柏に復帰し、今度は2シーズンにわたって活躍します。


そしてしばらくはブラジルに戻りますが、3年後の2001年、今度は大分トリニータに加入!そこから川崎フロンターレ、アビスパ福岡と3チームを渡り歩いてゴールを量産し、最後はアビスパで現役を終えました。


一度は日本を去った外国人ストライカーが別のクラブで活躍するのはよくあるケースですが、そのパイオニアともいうべき存在、ベンチーニョ選手。


プレーした時間はわずかでしたが、彼も立派なヴェルディの歴史の一部です!