<2019年リーグ戦成績>
リーグ戦 15試合出場0得点
全て先発出場
天皇杯 1試合出場0得点

 サッカーチームと選手との関係は、バスとバスの乗客と同じ。どれだけ愛されても別れはそう遠くないうちにやってくる…。

 うまいこと言った人がいるなと思いますが、考えられる中で一番切なく、悲しい別れとなってしまいました。

 誰?と言われた2017年加入時。

 中盤のコントローラーとしてヴェルディに欠かせない存在となり、完全移籍が決まった時泣いてみんな喜んだ2017年オフ。

 途中怪我と戦いながらも必死にチームを支え、しかし最後は残念な幕切れだった2018年。

 彼を呼んだロティーナが去る中でもヴェルディでのプレーを決意してくれた2019年。

 本当にヴェルディの心臓として、一番欠かせない存在の一人だったのが彼だったはずです。

 しかし、今季の彼はチームの戦い方の変化についていけず、昨年中盤以降、怪我や疲労もあったのか調子を落とし、徐々にらしくないミスが増えて数試合でスタメンを外れてしまった。

 チームが戦い方を変えていったものの潮音の成長や、それまで前目のポジションだった梶川や優平がアンカーで存在感を発揮するようになり、さらに下からは山本理仁という新星も出てきた。

 その後、高さを買われてセンターバックとしてスタメンに復帰するも、怪我をしてしまい離脱。平が復帰するとまたポジションを失ってしまいました。

 どちらかというと便利屋的な扱いで、様々なタスクを求められることが多い永井サッカーに適応できなかった。

 出番がなくても、常に最後までウォームアップを行いいつでも準備をする姿を決して忘れない。

 この時期まで具体的なオファーがなかったことが本当に悔しいし、切ない。
 
 あるのはただただ、感謝の言葉。そしてこれだけ頑張ってきた選手を評価してくれない世間の理不尽さ。

 一日も早く移籍先が見つかって欲しい。
 ただそれを願うばかり。