転機は突然訪れました。
6月の最初の試合となった、当時PO圏内をキープし自動昇格圏内にも肉薄するなど絶好調であり、苦しい戦いが予想された横浜FCとのアウェイでのゲーム。
この試合、なんとしても勝利を掴むべくロティーナ監督は苦肉の策として、2018年のシーズンの好調時に多くコンビを組んでいた中盤の梶川と皓太のコンビを復活させ、本来は彼らと同じポジションで、その試合まではジョーカー的な起用が多かった佐藤優平を本職ではないウイングのポジションで起用しました。
すると、その采配が的中し、中盤の豊富な運動量で横浜FCを序盤から追い込み、そして優平が見事先発起用の期待に答える先制ゴールを挙げ、前半を1-0でリードして折り返します。
しかし、後半になると横浜FCの猛攻に押されてあっという間に逆転を許し、相手の激しいラフプレーでドゥグと皓太が負傷、しかもロティーナが主審の不公平なジャッジに激昂し、ペットボトルを投げてしまい退席処分を受ける慢心創痍の状況となってしまいます。
ところが、ゲームはこのまま終わりませんでした。ATに交代出場のヨンジの執念のヘディングシュートが横浜FCのゴールに吸い込まれ、土壇場で勝ち点1を獲得します。
勝利こそならなかったものの、上位相手に執念で掴んだこの勝ち点がチームに勇気をもたらし、この試合の数日後に行われたJ3のカターレ富山との試合で1ヶ月以上ぶりとなる公式戦勝利を上げます。
そして、アウェイのアルビレックス新潟との試合、先制を許すも見事に逆転勝利を収め、ついにリーグ戦で久しぶりの勝利を掴むことに成功しました。
この勝利を皮切りに、続くホームの京都サンガ戦も勝利し今季初の連勝を達成すると、そこから4連勝。残留争いから一気に再び昇格争いに返り咲きます。
続くアウェイの讃岐戦に1-3に敗戦、ホームの岡山戦にも敗れ痛恨の連敗を喫し、再び暗雲が漂ってしまいますが、天皇杯でガンバ大阪を下した関西学院大学に勝利すると、アウェイで2-0から大逆転負けを喫したレノファ山口に3-1と快勝してリベンジを果たし、連敗を見事ストップします。
そこから見事復調したヴェルディは後半戦、全チームで最多の勝ち点を獲得するなど安定した戦いぶりを見せ、自動昇格も十分で見える位置で終盤戦を迎えるのでした。
TO BE CONTINUED・・・