12月21日、永田充選手の契約満了が発表されました。
(彼のヴェルディでの時間を物語風にどうぞ)
永田充は、過去に膝に大きな怪我を負った。一時は選手生命が危ぶまれるほどの大きな怪我であった。
その怪我から奇跡的な復帰を果たした永田ではあったが、その古傷は彼をその後も苦しめ続け、試合外のところでアイシングで膝を冷やしたり、痛み止めを常に服用しながらピッチに立っているという噂もあった。
2017年、新天地東京ヴェルディでのスタートを切った彼は、センターバックのレギュラーとしてチームの4連勝に大きく貢献したが、第6節のファジアーノ岡山戦で恐れていた事態が現実のものになってしまう。
前半開始の途中、足に違和感を覚えた充は、プレー続行不可能となり、そのまま畠中慎之輔と途中交代した。その後は畠中がスタメンに定着し、数試合後治療を経て充が戻ってきても、畠中がスタメンを守り、充がピッチに立つことはなかった。
だが、チームが調子を崩し、畠中がスタメンから外れて再び充が起用されることになった。
しかし、時期が悪かった。
当時チームは守備に大きな問題を抱えており、彼の復帰を持ってしても改善することはできなかった。
程なくしてチームは4バックに移行し、井林の相方に選ばれたのは平だった。
そこから彼がリーグ戦のピッチに立つことはなかった。
そして契約更新したシーズンも、若狭の加入もあり、天皇杯の3試合に出場したのみでリーグ戦のピッチに立つことはなかった。
だが、充が残してくれたものは大きい。
その正確無比なロングフィードの技術は、彼のプレーを間近で見ていた井林や畠中、平へと引き継がれた。
その経験。
そのプレー。
プロとしての姿勢がもたらしてくれたものは、限りなく大きい。
いつか彼が再び輝ける場所に立つことを信じて。