ヴェルディのシーズンが幕を閉じた12月8日の翌日、12月9日。2017年シーズンからヴェルディの指揮を執っていたロティーナ監督とイヴァン・パランココーチの退任が発表されました。


 近年どころか、Jリーグの開幕当初からこれまでを含めても最もヴェルディのファン、サポーターに愛された二人のヴェルディでの奇蹟を振り返っていきたいと思います。


 二人がヴェルディにやってきたのは、2016年のシーズンオフのこと。その年ヴェルディは主力選手の流出による戦力ダウン、けが人続出、好調だった2015年シーズンに対し相手チームの対策が進むなどありとあらゆるマイナスな要素が重なり、ギリギリでの残留を果たしたものの18位と大低迷。翌年は降格候補にあげる声も多くありました。


 そんな中就任したロティーナ監督については無論、チーム再建の期待がかかりましたが、近年スペインでは満足な結果を残せていなかったこともあり、その手腕を当時は不安視する声も多くありました。


 そんな期待と不安が交差する中で指導したロティーナヴェルディ。その変化は練習から既にありました。


 攻守において決まりごとを増やし、それに沿った形で指導する。

 二部練習を導入し、密度の濃い練習を行う。

 出来ていないと思ったら、基礎的なことでも指導する。

 これは今まで、個人のアイデアを最大限に活かす、いわゆる南米のスタイルが当たり前  だったヴェルディにとって画期的なことでした。

 一部の選手からは「何でこんな事をしなければならないのか、俺たちは俺たちのやり方で やりたい」といった声も上がっていたといいます。


 しかし、キャンプ中にその年J1を制する川崎フロンターレに引き分けに持ち込んだり、TMで苦手としている松本山雅に、ユース選手とサブ組主体では0-3で完敗したものの、主力組は0-0でのスコアレスになるなど、徐々に開幕に向けてチームは完成度を高めていきました。


 しかし、迎えた開幕戦は既にチーム完成度をかなり高めていた徳島にアウェイで0-1で敗れ、暗雲が漂う船出となりました。

 結局前年度までのサッカーと変わりないじゃないかと、当時の評論家の中ではやはりこのチームは今年も降格候補だと厳しい声もありました。


 そんな中迎えたホームに戻っての大分トリニータとの1戦ですが、この試合に見事1-0で勝利を収めます。

 そこからロティーナヴェルディの快進撃が始まるのです・・・


 TO BE CONTINUED・・・