2017年のシーズンを失意のJ2で迎えることになってしまったベルマーレですが、ここで一つの「奇跡」が起こります。
99年、経営不振の為泣く泣く撤退したフジタが、経営基盤が再び整ったことからスポンサーとして戻ってきたのです。今までサッカー、野球といったプロスポーツにおいて親会社が経営不振や赤字過多のため撤退することはよくあるケースですが、一度経営から離れた親会社の企業がスポンサーとして戻ってくることは極めて異例のことで、多くのサポーター、選手が嬉し涙を流したことは創造に難しくありません。
この「奇跡の再会」に奮起したベルマーレは、途中調子を落とした時期こそあったものの、結果的には優勝という最高の形で1年でのJ1への復帰を果たしました。
そして翌年2018年は、今まで強化費などの弱さから主力選手の慰留がうまくいかなかった状況を改善するために、RIZAPとのパートナー契約を結ぶなど、資金調達の面で力を入れており、鹿島、川崎、浦和といった豊富な資金力を持ったJのビッグクラブに肩を並べるために努力しています。
と、ここまでベルマーレに関して述べて参りましたが、ここから私の考えを述べると、ベルマーレがここまで歩んできた道はヴェルディの歴史に重なる部分が多くあると、私は思います。
順風満帆だったキャリアから、親会社の撤退によって突然貧乏クラブになってしまった。
すぐに戻れると思いきや、ずるずるとJ2の沼に嵌りこんでしまい10年近くJ2。
有望な若手選手の発掘、育成に定評があるのにクラブに資金力がなくすぐに上位クラブにかっさらわれてしまう。
一方で、
他にフットサルクラブやトライアスロンのチームもあり、総合的なスポーツクラブを目指している。
ファンサービスに非常に力を入れている。
かつては全く違う道を歩みながらも、今のベルマーレのチームの歩みは現在のヴェルディと重なる部分が多くあります。
もしかしたら、ヴェルディが今一番目指すべきチームは、ベルマーレなのかもしれません。
もちろん、全てをまねするのは無理なのは百も承知です。読売新聞や日本テレビさんがスポンサーとして戻ってくる可能性は、100%ではないにしても、現状ではかなり低いと言わざるをいません(もちろん、姉妹チームのベレーザへの出資は続いているのと、VERDYTVの作成に日本テレビ系の製作会社がかかわっているなど、全く関係が無くなっているわけではないのですが)
ユース年代も、トップやアンダー世代に優秀な人材を輩出することは出来ていますが、現状はカテゴリーは2部に相当するプリンスリーグでの戦いを強いられています。
しかし、一方で国際試合も開催可能なインフラが整ったスタジアム、ビーチサッカーやeSPORTSなど全国規模で実績を上げているファミリーなどは、ヴェルディが勝っている点です。
残念ながら、ベルマーレは2019年のシーズン、J1でプレーできるかは確定していません。自動降格の可能性はかなり低くはなっているとはいえ、残り試合の結果次第では、J1参入のプレーオフに回ることになり、ヴェルディの前にJ1への最終関門として立ちはだかることになるかもしれません。
もし、そうなれば感謝の気持ちをこめて、全力を尽くして挑みたいと思います。ヴェルディに対して、どん底から這い上がる一つのヒントを与えていただいたことに対して・・・