今年の1月から始まったこの企画ですが、まさか完走するまでにこんなに時間がかかってしまうとは思いませんでした。ただ単に私がズボラなだけなのですが・・・
シーズン途中加入(泉澤、レアンドロ、香川)の3人については、加入してからまだ日が経っていないのと加入した時に大々的な紹介の記事を書いたのでこちらでは割愛しますが、いずれ別の機会に改めてやりたいとは思います。
というわけで、開幕前からの登録メンバーとしてはこれが最終回となります(書く前に退団してしまった選手は除く)。最後を飾るのは、ヴェルディが誇るいぶし銀のクローザー、橋本 英郎選手です。
<選手プロフィール>
・選手名/読み方:橋本 英郎 ハシモト ヒデオ
・背番号:27
・出身地:大阪府
・ポジション:MF
・生年月日: 1979年5月21日
・身長/体重:173m/68kg
・所属チーム:ガンバ大阪ユース-ガンバ大阪-ヴィッセル神戸-セレッソ大阪-AC長野パルセイロ-セレッソ大阪-東京ヴェルディ
・日本代表国際Aキャップ 15試合0得点
<プレー特徴>
大ベテランならではの冷静な判断力とボールカットの技術が持ち味です。また、豊富なキャリアを活かして雑誌連載やワールドカップの中継のスタジオ解説として活躍するなどマルチな活躍をしています。
<橋本選手への思い>
永田選手と同様、橋本選手もまたここでは紹介しきれないほど、多くのキャリアを積んできた選手です。それどころか、おそらく日韓ワールドカップからサッカーを見続けている人なら、半分以上は橋本選手の名前は知っているでしょう。
2005年から2011年に掛けて所属していたガンバ大阪においてレギュラーとして活躍し、チームに数多くのタイトルをもたらし、クラブワールドカップやACLなどの国際大会に出場、さらに日本代表として15試合に出場。その歩んできたキャリアはヴェルディの選手の中では破格のものです。
近年はガンバ大阪晩年に負った負傷や年齢による衰えもあり出場機会は減ってはいたものの、神戸、C大阪、長野とその後に渡り歩いたチームでも、もちろんヴェルディでも見せる洗練されたプレーは目を見張るものがありました。
しかし、プレーはもちろんですが、私がもっとも印象に残っているのは、2017年1月、新チームが始動したときのメディアに対してのコメントです。
「思ったより、僕らがついていけていない。監督が言ったことを(選手が)理解できていない。監督が根本的にこうやれということが、まずできない。練習で出来ていないとなると、試合では絶対に出来ないと思う(以下略)」
今までのヴェルディにはこういう事を言える選手はいなかった。こういう事が言える選手を待っていたんだと、多くのサポーターから賞賛を受けていました。
昨日2013年のシーズンの統括でもちらっと触れたのですが、それまでのヴェルディは技術の面で言えば偉大な歴史があるし、優秀な育成機関があり、洗練されている。だからプロで活躍できる選手も多い。しかし戦術面ではかつての黄金時代のイメージで指導を行う内部の監督が多かった弊害もあり、あまり近年のサッカーで主流となっている戦術の取り入れが進んでおらず、その面で遅れをとっていた。またスタッフなども内部の人事が多かった文化からかアクが強い選手が多く育っており、監督の指示に大して反発が起こってしまうことも多数。
そういう歴史が長くあったヴェルディにおいて、こういった言葉を言える選手は貴重であり、この負の文化を打破できたことがヴェルディの躍進に繋がったと感じます。
さて、先日ですが橋本選手のインスタに意味深な投稿がありました。「菅嶋や潮音とプレーできるのも、あと半年・・・」
まだシーズンの折り返しという時期での投稿で、その時点で管嶋、潮音の二人の移籍などが決まっているとは考えにくいので、もしかしたら橋本選手は今期限りで現役生活にピリオドを打つことを決めているのかもしれません。
もしそうだとしたら、残念ではありますが橋本選手の年齢を考えればいたし方ないのかもしれません。
ヴェルディに移籍してから、若い選手たちに多くのことをその背中と言葉で見せてくれた橋本選手。
橋本選手の現役最後の一仕事が、東京ヴェルディのJ1昇格になることを願って。
これでこの選手紹介のコーナーで一区切りとなりまして、ヴェルディに関する人々について番外編的な形で紹介してまいります。
長らくお付き合い、ありがとうございました。
