週末、日本列島に台風が接近中との予報。なんとかうまい感じに当初と軌道が変わって試合自体には影響はなさそうですが、交通網の乱れによる選手の移動に影響が出ないか心配なところ。現地参戦する同志の皆様も是非とも気を付けてくださいね。
さて、今回登場していただくのは大分が育てたヴェルディの新守護神、上福元直人選手です。
<選手プロフィール>
・選手名/読み方:上福元 直人 かみふくもと なおと
・背番号:21
・出身地:千葉県
・ポジション:GK
・生年月日:1989年11月17日
・身長/体重:181cm/76kg
・所属チーム:市立船橋高-順天堂大-大分トリニータ-FC町田ゼルビア-大分トリニータ
・補足情報:兄の上福元俊哉選手はFリーグに所属しているフットサル選手で、偶然にも東京のチームから大分のチームに移籍するという、弟直人選手とは逆の移籍をしています。
<プレー特徴>
正確なキックの技術と勇猛果敢な飛びだしが持ち味です。それでいて冷静な判断力も持ち合わせています。
<上福元選手への思い>
2009年の2度目のJ2降格以降、ヴェルディは親会社撤退による資金調達の困難などもあり、獲得する選手はJ1チームからの若手のレンタル、他チームで戦力外になった選手、ユース出身や監督の前の教え子だったなど何らかのコネクションがある選手といった、言葉が悪いですが俗にいうところの「下位チーム、資金の少ないチームの身の丈にあった補強」しかできておらず、それが長期にわたる低迷の原因ともなっていました。
そんな中、上福元選手は久しぶりとなる「他チームの生え抜きのレギュラー選手」でありながらヴェルディへの移籍を果たした選手となります。
昨シーズンの昇格プレーオフ進出の立役者である柴崎選手はチームに残留しましたが、ベテランということもあり今後を見据えた即戦力のGKの育成、獲得は必須でした。
そんな中市場が閉まるギリギリでの加入となった上福元選手にかかる期待は当然、大変大きなものでしたが、上福元選手のそれまでのキャリアは決して順風満帆なものではありませんでした。
地元千葉の名門市立船橋から順天堂大学を経てプロサッカー選手となった上福元選手ですが、なかなかポジションの奪回が難しいGKというポジションの特異性もあり、大分トリニータに加入して数年間はベンチ入りすらままならない状況が続きました。
2013年には、出場機会を求めて数か月間FC町田ゼルビアにレンタル移籍したことがあり、そこでは何度かベンチ入りしサポーターからは専用チャントも作られますが(ヴェルディサポーターにはおなじみの櫻井、飯尾、皓太と同じメロディ)、ピッチに立つことはありませんでした。
その後大分に復帰したものの、なかなかチャンスをつかめず苦しい日々が続きました。しかし転機が訪れたのは2015年のこと。当時の正GKだった武田洋平選手のウォーミングアップ中の故障により急遽出場となり、そのままレギュラーを守って後8試合に出場を果たします。
しかしチームはその年不振に陥った結果J1経験チームとして初のJ3降格となってしまい、多くの主力が流出し補強も満足に出来ない状況であったこともあり、2016年ついに上福元選手に正GK奪回のチャンスが巡ってきます。
途中から修行智仁選手にゴールマウスを明け渡したもののベストイレブンに選出される活躍を見せ、チームのJ3優勝及び1年でのJ2復帰に大きく貢献致します。
そして翌年、1年でいきなりプレーオフ進出争いを繰り広げるチームでも引き続きゴールマウスを守り、完全にトリニータの守護神の位置を不動のものにします。
しかしそのシーズンのオフ、上福元選手は新しい挑戦として東京ヴェルディへの移籍を決意しました。プロ入りから育ってきた大分の地を離れることを決めたのです。これは上福元選手にとって本当に勇気が必要な決断だったと思います。
少しでも上に行きたいという想いで、複数のオファーがあった可能性もありますが、その中でヴェルディを選んでくれたことに心から感謝します。
勝負のシーズン後半、ヴェルディが昇格争いに食らいついていくためには上福元選手の奮起が必要不可欠なので、これからのさらなる活躍に期待します!
次回の選手紹介は武田博行選手です。
