8日、ヴェルディはガンバ大阪とトレーニングマッチを行い、0-0でのドローとなりました。
金星とはなりませんでしたが、日本代表クラスが数多くスタメンに名を連ねるガンバ大阪にドローに持ち込んだのは大きいと思います。
一方、9日に行われたヴァンラーレ八戸との試合は1-4の大敗となりました。
しかしこの試合は出場していない主力選手も多く、テスト的な意味合いがより強いのと、キャンプの終盤の疲労が大きく、そこまでネガになる必要はないと思います。
んで、今回はこの2試合の結果というより、TMでの勝敗についてサポーターとしてどう向き合うべきかについて語りたいと思います。
まず、大前提としてあるのが、プロにとって一番大事なのは「公式戦」で勝つことです。
クラブチームならリーグ戦、カップ戦でいい成績を残すこと。
代表チームならワールドカップの予選を突破し、本大会で好成績を残す。あるいはアジアカップなど大陸ごとの大会で上位に進出すること。
では、練習試合、親善試合は何のためにやるのかというと、公式戦で良い結果を残すために実戦に近い形式で試合を行い、自分たちの強み弱みを理解すること。
たとえ格上のチームに勝ったからといって、クラブの公式戦成績に何かプラスがあるわけではないし、逆に格下のチームに負けたからといってマイナスがあるわけでもない。
これが公式戦は「結果」、練習試合は「内容」が重視される所以です。
ただ、ネットでの書き込みを見ていると、TMへの捉え方は様々ある中で、頻繁に出てくる疑問が「練習試合って、どこまで本気でやっているの?」ということ。
特に代表戦ともなると、強豪相手に善戦すると、ネガな方々が「どうせ本気じゃない」とか言ってくること。
また、それはヴェルディでも事例があり、一番ひどいパターンでは、格上チームに勝ったり引き分けると「TMだし」になるのに逆に格下チームに苦戦したり負けたりすると「大丈夫かよ」となったりします。
また一方で、ライバルチームが格上チームに善戦してると危機感を覚えたりもします。
前、あるチームが親善試合で負けた時「酷い負け方。親善試合は遊びなのかな」という発言をある芸能人が発し、炎上したことがあります。
本当にTMは遊びなのか?本気ではないのか?
常にサッカーファンの間で議論はされています。
前山雅戦の思い出を書きましたが、一個抜け落ちていたエピソードがあるのを思いだしました。
Bチームが0-3で完敗したあと、主力が出場する3本目。
ヴェルディは帯同していたユース選手やスタッフも含め、全員で円陣を組んでいました。
また、0-0で終わった後、やりきれなかった悔しさからか高木善朗はスタジアムの壁に無意味にボールを強く蹴り込んでいました。
公式戦でないにもかかわらず、です。
また、サガン鳥栖戦とガンバ大阪戦の前、ロティーナ監督は細かくアドバイスをしており、井林キャプテンは力強く声出しをしていました。
この2試合も、公式戦ではありません。
はっきりと、声を大にして言いたい。
TMは決して遊びではありません。
勝敗は全力を出した結果です。
TMで選手たちは、「真剣」です。
それは監督もスタッフも同じです。
TMの結果を見て、良い結果に喜ぶのは全く問題ありません。
ただ、悪い結果になっても必要以上にネガティブになる必要もありません。
大事なのは、そうなった理由を考え、公式戦を前にしてモチベーションを高めていくこと。
私は、そう思います。
今日はファミリーフェスですね。
皆さんの感想を待っています。