某選手の某クラブへの移籍濃厚の記事が出て居ますが、一度静観しようと思います。
なるべくなら、ポジティブなニュースがあればそれと一緒に取り扱いたいです。

さて、一度それは置いておきまして、タイトル通り今日も選手を紹介しようと思います。
今回登場していただくのは、ヴェルディが誇るゴールの番人、柴崎貴広選手です


<柴崎選手のプロフィール>
背番号:1
ポジション:GK
1982年5月23日生まれ
189cm85kg
横浜マリノスジュニアユース追浜-向上高-東京ヴェルディ1969-横浜FC-FC東京-東京ヴェルディ1969-横浜FC-東京ヴェルディ

柴崎選手は神奈川県の出身。向上高時代には国体に出場しています。
01年に川崎から東京に移転した初年度の東京ヴェルディ1969に高卒ルーキーとして入団。
しかし、02年にリーグ戦2試合、天皇杯1試合に出場したのみで定位置は確保できず、05年に横浜FCにレンタル移籍します。
そこでカズこと三浦和良選手にプロとして影響を受け、06年は横浜FCに完全移籍しますが、公式戦出場は1試合のみで戦力外通告。
トライアウトからFC東京への入団を勝ちとりますが土肥洋一と塩田仁史の牙城を崩せず1年で退団。しかし翌年からは3年ぶりに東京ヴェルディへの復帰を果たします。
ところがなんと土肥洋一がヴェルディに移籍してきてしまい、かつて定位置を明け渡した高木義成に次ぐ3番手として苦しいシーズンが続きます。
しかし、2011年、高木義成が名古屋グランパスに移籍すると、土肥洋一が病気で離脱したことでチャンスが訪れ、初めて正GKとして昇格争いあと一歩の4位に貢献します。
しかし、翌シーズンはミスが多くなり再び土肥洋一にポジションを明け渡します。
翌年は土肥の引退によりチャンス到来かと思われましたが、今度は三浦ヤス監督が北九州から連れてきた佐藤優也にポジションを奪われてしまいます。
それでも腐らず優也に続く2番手として何試合かに出場し、優也がジェフ千葉に移籍した2016年は開幕から再び正GKとなりますが、ミスが多くレンタルの鈴木との併用となり定位置確保には至りませんでした。
ここまでは、2017年シーズン、彼があそこまでの活躍を見せると予想はできていませんでした。

<特徴>
高身長を活かしたリーチの長さ、経験からくる冷静なプレイが持ち味。
あとシュートストップも高い技術を持っています。

<柴崎選手への想い>
海江田万里さんの有料ブログ「スタンドバイグリーン」で柴崎選手は「16年目の一里塚」と表現されています。
まさに苦労人。彼にふさわしい言葉だと思います。
GKって一番、ポジションを奪回するのが難しいポジションだと思うんですよ。正GKが怪我や予報調子が悪いとかでない限り、途中交代もほぼないし。
もちろん、去年の名古屋さんみたいに正GKがコロコロ変わることもありますが、通常は開幕前のキャンプとかで大方決まってしまいます。
んでもって、リザーブのGKでチームの一員であるにもかかわらず、注目や歓声を浴びることが少ない。プレイを見れないので、私たちサポーターも感情輸入しずらいんですよね。
しかしながら、シバさんはそういう目立たない立ち位置で我慢し続け、ようやく花開いた努力の人だと私は思うんですよ。
正直な話、私も開幕前は不安の方が大きかったです。
しかしながら、開幕直前のTMで山雅相手に1対1を止めるはPKをセーブするわの大活躍で見事完封。
そしてシーズンに入ってからは、以前の課題だった声出しの少なさとキック精度の低さが改善され始め、持ち味のリーチの長さやシュートストップの技術がいかんなく発揮され、週間ベストセーブにも何度も名を連ね、昇格争いに貢献しました。
柴崎選手のセーブなくしては落としていた勝ち点がいくつあるかわかりません。アウェイの金沢戦とか、ホーム福岡戦とかね。
これがロティーナ監督、沖田GKコーチどちらの指導の賜物なのかは置いておいて、笑
そんなシバさんも今年で36歳。そろそろ大ベテランの域に入ってきます。
来季は久々の新卒ルーキー長谷川くんと去年のリベンジに燃える武田、もしかしたらまた誰か新戦力が加わるかもしれません。
おそらくキャリアはあと数年。
しかしながら彼のサッカー人生を悔いなく終えてもらうためにも、J1昇格を最期の大仕事としてもらいたいと、願ってやみません。

次回の選手紹介は平智広選手です。

また、今後不定期で私個人が思い出に残った試合を振り返る「ヴェルディ・メモリーズ」というコーナーを設けたいと思います。