北京五輪陸上男子ハンマー投げで銀、銅メダルを獲得したベラルーシの2選手が、競技後のドーピング(禁止薬物使用)検査で陽性反応を示したとの一部報道が4日あり、同種目で5位だった室伏広治(33)=ミズノ=は同日、所属先を通じ「昨夜12時すぎ(4日未明)に知りました。まだ正式な連絡はありませんので何ともお答えできません」との談話を発表した。違反が確定した場合、2選手は失格となり、室伏の順位が繰り上がって銅メダルになる見込み。
 陽性反応があったとされるのは、2位のワジム・デビャトフスキーと3位のイワン・チホン。チホンは昨年の世界選手権大阪大会で3連覇し、世界記録に1センチと迫る世界歴代2位の記録を持っている。デビャトフスキーのベスト記録は同4位。
 室伏は2004年アテネ五輪で、優勝したアドリアン・アヌシュ(ハンガリー)が尿検体をすり替え、義務付けられたドーピング再検査を拒否して失格となったため、繰り上がりで金メダルを獲得した経緯がある。
 日本オリンピック委員会(JOC)の幹部らは同日、寝耳に水の様子で、竹田恒和会長は「確認できていない」と語り、遅塚研一専務理事も「驚いている」。JOC事務局は「途中経過では国際オリンピック委員会(IOC)も話せないだろう。公式発表を待つしかない」としている。 

オリンピックが終わってかなり立ち、まもなくパラリンピックが始まろうとしていますが、大会が終了後にこのような不祥事が明らかになるとは。オリンピック委員会側の管理の甘さと疑惑のある選手のアスリートとして許されざる行為に腹が立ちますね。

こういう風な形でメダルを獲得したところで、室伏選手は嬉しいのでしょうか?私はともかくファンの方々は?

それにしても国の委員会は何をしているんですかね・・・。日本は国内リーグでは何度かあったが、オリンピック選手では聞いた事がない・・・。