http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20080105-OHT1T00027.htm
今季J1に復帰する東京Vが元日本代表FW鈴木隆行(31)=横浜M=をリストアップしていることが4日までに明らかになった。すでにFWレアンドロ(27)=サンパウロ=との契約が内定しているが、日本人FWでは柳沢敦(30)の獲得が厳しい状況となり、並行して調査を進めていた鈴木が最有力候補として浮上した。入団が決まれば、鈴木にとってはプロ14年目で実に14回目の移籍、9つ目の所属クラブとなる。
東京Vがさらなる大型補強を画策していることが判明した。元日本代表MF福西とGK土肥(ともにF東京)、アテネ五輪代表DF那須(横浜M)、そして名門・サンパウロの「9番」を背負っていたブラジル人FWレアンドロら各クラブの主力を続々と獲得する中、元日本代表FW鈴木をリストアップ。獲得に乗り出す構えだ。
現時点でFWの駒不足は否めない。昨季エースとして活躍しJ2得点王に輝いたフッキが退団。レアンドロがその穴を埋めることになるが、オファーを出していた鹿島FW柳沢が京都への入団が決定的となり、主軸となるFWが不足。レアンドロが170センチと小柄なため、長身のFWを模索し、鈴木が有力候補として浮上した。
55試合の国際Aマッチ経験を持つ鈴木は昨季、レッドスター・ベオグラードから横浜Mに入団した。だが、クラブ側が世代交代を前面に打ち出したことで、出場機会が激減。常に精力的に練習に取り組み、一時は好調を維持しながらも、不遇にあえいだ。そして昨年末、チームメートから高い信頼を受けつつも、わずか1年でクラブを去ることになった。
鹿島に始まり、CFZ(ブラジル)、市原(現千葉)、川崎、ゲンク、ゾルダー(ともにベルギー)、レッドスター、横浜Mと渡り歩いてきたFWにとって東京V入団が決まれば、14度目の移籍で、9つ目の所属クラブとなる。豊富な経験と勝負強さを併せ持つ鈴木は東京Vにとっても貴重な戦力になることは間違いない。
◆鈴木 隆行(すずき・たかゆき)1976年6月5日、茨城県生まれ。31歳。日立工から95年に鹿島入団。以後CFZ(ブラジル)、市原(現千葉)、川崎、ゲンク、ゾルダー(ともにベルギー)、レッドスター(セルビア)、横浜Mと8クラブを渡り歩く。02年の日韓W杯では1次リーグ初戦、ベルギー戦で貴重な同点ゴールを挙げるなど、勝負強さが際だつFW。国際Aマッチは55試合11得点。182センチ、75キロ。