2006年11月22日 うちなー来たさー(1日目後編) ○沖縄県
夜の国道58号那覇方面。大渋滞。
抜け道がないため毎晩起こるそうです。げんなり。
19:30、那覇到着し車返却。中心街「パレットくもじ 」向かいの好立地ホテルへ。
ここを3泊ベースキャンプに沖縄を回る。
さてご飯ご飯。
パレットくもじから東一帯は「国際通り」と呼ばれ沖縄一の繁華街。
夜でも土産屋、飲食店が開いていて人通りが絶えない。
とにかく遅くまで開いてるよ、沖縄の店は。
下調べしてあった沖縄料理の店「ゆうなんぎい 」も国際通り。
そんなに広い店じゃないのですぐ満員になる。まあお1人様は10分待ち。
カウンターへ。とにかくオリオンビール。オリオンビール。オリオンビール!
恥ずかしながら沖縄料理はつい2カ月前まで食ったことがなかった。
でたまたまこの間大阪で何人かで沖縄料理店に行ったときに
沖縄料理の基本を勉強してきました。
まず何はなくとも海ぶどう。そしてチャンプルーだろう。
左上の白いのがジーマミードーフ。ピーナッツの香ばしい豆腐。
下が海ぶどう。海草の一種でプチプチがもももうタマラナイ。毎日食いたい。
で右上はトーフチャンプルー。島豆腐は炒めてもくずれない。
左下に見切れてるのは「てびち」。豚足の煮込みでコラーゲンたっぷり。
すべてがウマー(゚Д゚)。特にてびちはハマッタ。塊を口に含んでモゴモゴして
骨をころっと取り出す作業を黙々とする。お一人様にはいい時間潰しにもなる。
オリオンビールの次は泡盛だろっ。エンジン回ってきました。
泡盛を頼むと「カラカラ」と呼ばれる泡盛用徳利に1合と氷と水が出てくる。
ぬおお泡盛はあまり飲んだことないがウマー(゚Д゚)ではないか。
すみませーん、この「イラブ汁」ってなんですか?2500円。単品で最高額。
「イラブーはウミヘビです」。高級品で宮廷料理だそうな。うまいんですか?
「干したウミヘビからダシを取って飲みます。ウミヘビも入っていますが
食べるところはほとんどないですよ」。じゃもらおうかな。気が大きくなってる。
黒いのがウミヘビ。カチンカチンで食えないね。でも可能な限り食う。
スープの味は・・・・・なんか薬膳っぽいな。2500円だ、飲み干す。
しかし沖縄は11月下旬だというのに暖かいね。汗出てきたよ。
「イラブーどうでしたか? これねー、小学生ならスプーン1杯で
鼻血止まらなくなるんですよ」(・∀・)ニヤニヤ。
え? そっち方面での高級食材でしたか。
いい酔い心地なんで帰ることに。しかしまったく眠くない。
長居したな。もう1時だ。1時だというのに沖縄の繁華街を制服着た
女子高生が平気で歩いてる。これも沖縄ならでは? ん?
じょしこーせぇ?
あかん過剰反応してる。目がギラギラしてきた。暴走モード入る前に早くホテル戻ろう。
イラブー恐るべし。
翌朝起きたらホテルの有料放送がつけっぱなしでした。
走行距離140キロ。
2006年11月22日 うちなー来たさー(1日目前編) ●沖縄県
帰省やら出張で大阪―青森を飛行機で往復しているとマイルが貯まる。
このほど15,000マイル貯まったので航空券と交換しよう。
行っちゃうぅ? OKINAWA! いえーい! しかも4泊5日!
22日。スキー用のダッフルバッグをパンパンにさせて伊丹空港へ。
サロモンのスキーダッフルで沖縄行くのは俺くらいだろうな。荷物多すぎ。
朝8:05伊丹発。クラスJで那覇空港へ。むふふ早くもリゾート気分。
昨夜は合コンで深酒してしまったので寝る。10時20分。着いたぞ沖縄! 暖かいけど雨。
工工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
テンションだだ下がり。レンタルバイクを借りるつもりだったがキャンセル。
急遽レンタカー屋 へ。沖縄のレンタカーは安い! 1日3千円とか。ヴィッツを借りる。
遊びに来たんじゃないんだよ。あくまでも沖縄ツーリング。
3日に分けて沖縄本島を1周する。今日は南部を回り、テーマは「歴史」。
さて、お昼近いしまずは腹ごしらえ。今回は食事もほぼスケジュールされています。
向かったのは中心街から北の辻という場所あるステーキハウス「ステーツサイズ 」。
沖縄は占領時代の影響で米国色が今でも残っている。ステーキハウスが多いのもそのため。
ここは沖縄返還前からある老舗だ。老舗だけあって外観が古めかしい。
中も’60年代で時間が止まっているかのよう。カウンターでテンダーロインステーキを注文。
サラダ、スープ、ライスがついて1,500円!! やっすい。
味付けは塩コショウのみだが、ウマー(゚Д゚)。 しょっぱなから沖縄グルメにやられる。
※註・・・ステーツサイズは2007年6月に移転したそうです。
車で南にちょっと行くと「旧海軍司令部壕 」がある(リンク先音注意)。
戦時中、ここにトンネルの司令部を置き米軍の攻撃に備えたという。
「硫黄島からの手紙」でもあったな。後半は傷病兵で足の踏み場もなかったか。
1発目から重い話満載。でもこれも沖縄。
腹減ったのでコンビニでおにぎり買う。ポークたまごおにぎり!?(ポーク=スパム) 食ったらウマー(゚Д゚)
次はひめゆりの塔だが人大杉で素通り。代わりに沖縄本島最南端を目指す。
特に何とか岬というのはない。ナビ見てこの辺か?って感じの海岸で車止める。
俺的最南端大幅更新。北緯26度04分。ざまあみろ佐多岬(北緯31度)。
そのまま東へ3キロほどで平和祈念公園。思った以上に立派な公園だ。
沖縄戦で死亡したすべての人(20万人以上)の名前が刻まれた「平和の礎」は、
その名前を読むだけで涙があふれそうだった。この名前一つ一つに人生があった。
青森県出身者もけっこういる。500人以上の名前があった。手を合わせる。
気が付くと雨は上がっていた。
さらに歴史をさかのぼる。琉球王朝時代の聖地・「斎場御嶽(せーふぁーうたき)」へ。
ちょっと小高い場所にあり、駐車場から細い道を歩く。天気怪しいから傘持参。
昔は男子禁制で、王すら入り口までしか入れなかったという。
沖縄では、今も昔も拝むのは女性の仕事。
その中でも1番神聖な場所・三庫理(さんぐーい)。
この奥から「気」が流れてくるという。感じません? なにか。
何か来ました!
大雨です!
これは猛烈な大雨だ! 急いで傘をさす。でも防ぎきれない。車へ走れ!
土砂降りなどという生半可なものじゃない。水の塊が落ちてくる。
車へ早く早く。やっと車に着いた。車に着いたものの乗るのをためらった。 だって
乗るためにはドアを開けて傘を閉じなければならない。その一瞬でびしょ濡れだぞ。
まじ10秒ほどためらったが意を決して傘を閉じる。乗り込む。びしょ濡れ(;^ω^)
でも正解だった。今度は風だ。
車が浮き上がりそうな強風だ。
うおお助けてー。木の枝が車に落ちてくる。なんなんだこれ。この世の終わりか。
5分ぐらいで収まったが生きた心地がしなかった。雨は降ったまま。
いやー台風ですらあんなの経験したことなかった。さすが南国、なんだよな。
おっかなびっくり北上し、うるま市へ。何人かの高校生とすれ違うが皆傘ささず
ずぶ濡れで平気で歩いていた。沖縄ではそういうもんなのかな。
うるま市の海岸にはドライブコースで有名は「海中道路」がある。
真っ青な空とエメラルドグリーンの浅瀬の海の上に続く約4キロの道路。
しかしさっきの大雨で海はにごり空はどんより。往復はしましたがなんだかなー。
ここから本島横断して西側へ。嘉手納基地前を通る。戦闘機が発進していった。
道の駅でさーたーあんだぎー(球形ドーナツ)とさんぴん茶(ジャスミン茶)を買う。
これまためっちゃウマー(゚Д゚)
このあとサンセットビーチの米軍放出品屋でミリタリー系の買い物。
まあカーゴパンツとかTシャツね。 M-16とかじゃないよ。
雨は上がり海の向こうにちょっとだけ夕焼けが。さあて、宿へ帰りますか。
―つづく―
2006年10月29日 大阪近辺放浪@自転車 ○大阪府○奈良県○京都府
なんか自転車乗りの霊でも取り付いたか? まだ走りたい。
車なしで家から自転車で走ろう。そういえば行きたいとこがあったし。
計画なしで走りました。このルートは結果です。
朝起きて飯も食わず出発。ちょっとヒルクライムしたかったので清滝へ。
ここは大阪の自転車乗りには有名な坂。四条畷小学校あたりから
旧道を走り清滝峠までのタイムアタック。13分ぐらいが平均だっけ。
まあ俺は23分とかですが。ロードと競う気ないって。
初めて来たときは3回とか足つきしたもんだ。
いつもなら峠着いたらUターンで下るんだけど、先へ進んでみた。
ほお、こんなところに府民の森が。こっちにはゴルフ場が・・・どこだここ?
しかしやけに上りが多いが・・・・お、でかい道路にぶち当たった。
え?真貴生駒スカイライン入り口? ここって大阪―奈良行きの峠の頂上か?
ちょっと奈良県入ってるし。かなり来過ぎ。北上する。
川沿いの国道168をしばらく走ると国道1号にぶち当たる。交通量多し。
ここは枚方か。1号沿いに京都方面へ。1号は交通量は多いが歩道が広いので
走るには楽。ただし空気めちゃ悪いです。
京都府八幡市に入るとすぐに木津川が見える。川の手前を右折、
サイクリングロード沿いに走ると目当ての橋が。
木津川流橋だ。
時代劇なんかでよく使われます。
ここから淀川沿いに戻る。下流に向け平坦な道を走っていたら予告なしにいきなりきた。
力が入らない!
急に力が抜けて走れない。ペダルを踏む足が重い。前を見るのも億劫だ。
あれれ? なにこれ? おかしい。
自販機が見えたので何とかそこまで走る。200メートルが遠く感じた。へたり込む。
「ハンガーノック」といわれる現象だ。体内の糖分を使い切ってしまったんだ。
糖分の燃料切れ。今日朝食を食べなかったからなぁ。
ガス欠ならバイクだって走らない。人間も同じだ。自転車やマラソン、登山など
長時間の有酸素運動でよく起こるらしい。空腹感がなくても起こる。
しかし初めての経験だ。治療法は糖分の速やかなる補給。
自販機で甘そうなジュース(果汁系)を3本立て続けにがぶ飲み。
30分ほどで動けるようになった。コンビニ見つけて薄皮アンパンとおにぎり購入。
しかし100%回復はできず、フラフラと淀川を下り夕方遅く大阪着。
走行距離86キロ。
今回の一件で自転車熱は冷め、見向きもしなくなりました。もう寒いしね。
2006年10月28日 淡路島@自転車 ○兵庫県
自転車熱冷めやらず。今度は無謀にも日帰りで淡路島一周に挑戦する。 どうした、まっくす。
明石からたこフェリーで岩屋に。島は時計回りに回ります。
朝9時、チャリを車に積んで大阪発。明石港に車を止めてチャリでフェリーへ。
自転車込み520円。30分で淡路島へ。
基本的に淡路島の海岸線を走るが意外とアップダウンが多い。
そしてやっぱりけっこうでかい島だ。
世界中の人間が立ってぎゅうぎゅうに詰めるとぎりぎり淡路島の広さで足りるという。
まあそんなことはどうでもいいが。
洲本までは非常に快適な走りができた。しかし自転車乗りいないな。
一般的なコースでは洲本から南淡までは国道沿いに内陸を走れとある。
しかし俺はあえて海岸線沿いにこだわった。
県道76。これが山あいのすごいハードな道だった。さすがに1回足ついて休憩。 痛恨。
きついわぁ。何とか登り続ける。峠を登りきったあたりで左手にいきなりゲートが。
んん~? これは何ですのぉ?(桂小枝風)「ナゾのパラダイス」と書いてますよぉ~。
ここがあのナイトスクープで有名なパラダイスか。「ナイトスクープ紹介」と書いてあるし。
おばちゃんが手招きしている。けどゲートの先がすっげー下り坂なんすけど。
これ下りたら上る自信ない。悩んだ末パラダイス突入断念す(突入した人のHP )。
14時、南淡の福良港に到着。鳴門海峡だ。とくればうずしおでしょう。
うずしおクルーズ に参加。1時間で大人2千円。
うずしおは瀬戸内海と太平洋の干満差で起こる潮流。だから潮の差が大きいほど
渦も大きい。大きいときは大潮、逆にほとんど渦がないときは小潮。
俺が行ったときは中潮。まあまあです。
たしかにまあまあ。でもちゃんと渦巻いてました。
小さくても船がすぐ近くまで寄るからけっこうハラハラしました。
下船の時点で16時。まだ行程半分だぜ。1泊してもよかったな。
仕方ないからチャリで急ぐ。ずっと西海岸だったから夕日はきれいでした。
しかしあっという間に日は落ちる。秋も深まってまいりました。
おおお寒いし。暗いし。道狭い。車多いよこえー。 もうバテバテ。
2時間以上夜道を走ってしまった。生きた心地がしなかったが
なんとか20時半岩屋に到着。グロッキー。フェリーで明石へ無事帰れました。
走行距離149キロ。
2006年10月22日 しまなみ海道@自転車(2日目) ○愛媛県○広島県○岡山県
しまなみ海道の場合どうやっても来た道を戻るしかない。面白味がないなぁ。
でも仕方ないから島での道を多少変える程度でお茶を濁すことにしますわ。
朝9時出発。大島へ。
元気のあるうちに山ひとつ登るか。亀老山を目指す。
おっ・・・・おおっ・・・・なかなか・・・・手応えあるじゃん。
かなり登る。まだ足着いてないぜ。
と、ママチャリで登っているおばちゃん発見! ありえない!
ローギアでゆっくり登りながら話をする。けっこう登りましたね。
「レンタサイクルだけど、間違えて登ってきちゃった」。うは、すごい根性。
ここまで来たら引き返せないそうです。がんばって!
何とか足つきゼロで頂上到着。標高301.3メートル。
来島海峡大橋と今治が一望できる。 一番しまなみ海道“らしい”景色でしょ。
なんだかんだでおばちゃん頂上制覇してました。よく頑張った!!
伯方島の道の駅で念願の伯方の塩アイスを手に入れたぞー!
甘さ控えめで塩っけがあり、疲れた体によさそうでした。
大三島。早いけどここらでお昼に行くか。
「せとうち茶屋
」という店で、鯛めしが食えるらしい。この間宇和島
で食べたのじゃなく、
炊き込むほうの鯛めしだ。しかしその店はまたコースを外れ、
昨日も越えた三村峠の先にある。つまり峠往復か。行ったれ。
昨日は暗くて怖かった峠だが、いまは怖くない代わりにアツーイ。
やっと峠越えて店到着。張り紙が。「団体客で午後1時まで満席」。OTL。
また峠越え。もう見飽きたわ。生口島へ。
仕方なく生口島瀬戸田の「すいぐん丸 」でお昼。結局またたこ飯。でもうまいから許す。
このあとは1日目と変わらない内容なので割愛。15時半尾道着。やったぁ!
軽く食事して着替えもして、車で岡山に寄り道することにする。
岡山インターで下り、吉備津神社 へ。
ここは桃太郎伝説発祥の地とも言え、まっくすが今まで読んだ怪談で
2番目に怖い「吉備津の釜 」の舞台でもある。上田秋成の「雨月物語」ね。
あらすじは省略。リンク先とかには書いてありますので。
ちなみに1番怖いのは「猿の手」という話です。俺の場合。懐かしのふくろう文庫ですな。
吉備津神社着いたのはいいが既に18時過ぎて暗くなってる。
境内には入れた。なんか横に長い廊下が伸びている。あ、御釜殿があった。
しかし予想通り閉まっていました。遅すぎだよなぁ。もう怖いので帰る。
大阪着21時半。走行距離自転車91キロ、自動車287キロ。










