私は会社から業務用の携帯電話もスマートフォンも支給されていない。
私の職場では、営業職をはじめとした「外勤」や「外部との折衝をする」業務に従事する社員には会社支給の携帯電話が用意されている。私自身、以前は営業職だったので、当然のように会社支給の携帯電話を持ち歩いていた。
ところが社内異動で現在は内勤となった。
しかし、今の私の仕事は、一般的な内勤とは少し違う。
社内でパソコンに向かって仕事をしている時間も多いが、実際には外部との折衝がかなり多い。取引先や外部業者などと電話やメールでやり取りする機会も極めて多い。
そして先週、どうしても仕事で外出する必要があり、取引先へ電話をしなければならない場面があった。
当然、会社支給の携帯電話はない。
そこで登場したのが、私の個人携帯電話であり、非常にありがたかったのがRakuten Linkだった。
楽天モバイルを契約している私は、Rakuten Linkを使えば国内通話を無料で利用できる。今回も取引先へ電話をかけることになったが、「この電話、いくらかかるんだろう」などと通話料を気にする必要がない。
これは本当にありがたい。
Rakuten Linkといえば、以前は通話品質についていろいろ言われた時期もあった。私自身も過去には「ちょっと聞き取りづらいな」と感じたことがある。
しかし、最近の私は個人的には、もう普通に仕事の電話でも使えるレベルまで改善されたと感じている。
少なくとも今回の電話では、特に問題なく会話ができた。
ところが、ここから別の問題が発生した。
取引先に電話をかけたことで、当然ながら相手側には私の携帯電話番号が表示される。そして、その番号が保存されてしまった。
ちはみにその電話番号は個人スマホの番号であり、いうならば「プライベートの番号」である。
結果、後日その取引先の担当者から、私の個人携帯電話に直接電話がかかってくるようになった。
これは困る。
いや、電話そのものが嫌というわけではない。
問題は「個人の携帯電話番号を取引先に知られたくなかった」ということである。
営業時代は会社支給の携帯電話を持ち歩いていたので、休日や業務時間外に電話がかかってくることも全然許容していた。
それは会社の携帯電話だからである。
仕事とプライベートの線引きをするためにも、私は個人の携帯電話番号を社外の人には気軽に教えたくない。
職場の同僚に個人携帯の番号を教えることには、それほど抵抗はない。しかし、取引先となると話は別だ。
実は過去にも同じようなことがあり、そのときも上司に相談した。
すると上司からは、
「個人の携帯なんだから、今後は会社に電話してくださいって言えばいい」
という、実にもっともらしい回答が返ってきた。
理屈としては分かる。
しかし、現実はそんなに簡単ではない。
取引先からすれば、私がどんな携帯電話を使っているのか、個人の番号なのか会社の番号なのかなんて関係ない。
「この人に用事があるから、この番号に電話する」
ただそれだけなのである。
一度電話をかけて番号が登録されてしまえば、次から直接その番号にかかってくる。
「会社に電話してください」と言ったところで、相手からすれば「前に電話してきた番号にかけただけ」という話でもある。
しかも、私はかなりの数の取引先と電話でやり取りをする。
そう考えると、やはり今の仕事には会社支給の携帯電話があったほうがいいのではないかと思ってしまう。
電話代については、正直どうにでもなる。
むしろ今回、Rakuten Linkの存在には本当に助けられた。
会社支給の携帯電話がない状況でも、取引先に電話をかけることができる。そして通話料を自腹で負担する必要もない。
ここは楽天モバイルを使っていて、本当に大きなメリットだと感じる。
ただし、悔しい。
Rakuten Linkで通話料無料なのはありがたい。
品質も、今の私にとっては仕事で使えるレベルになっている。
だからこそ、今回のような「個人番号を相手に知られてしまう」という問題が余計に気になる。
電話代は無料でも、個人の携帯電話番号まで無料で社外に公開したいわけではない。
会社支給の携帯電話があれば、この問題はかなり簡単に解決する。
とはいえ、現状は支給されていない。
だから私は、また個人携帯から電話をかけることになるのだろう。
そしてそのとき、Rakuten Linkを使う。
悔しいけれど、通話無料というRakuten Linkのこれは大きい。
「会社の携帯はない。でも電話はしなければならない」
そんな私のような中途半端な立場を、Rakuten Linkが救ってくれているのも事実なのである。
だからこそ、文句を言いながらも今後もRakuten Linkを使う。
ただし、会社には会社支給の携帯電話についてもう一度考えてもらいたい。
通話料の問題ではない。
仕事とプライベートの境界線を守るための問題なのである。
