ドコモ経済圏で暮らす我が家。この話題に触れないわけにはいかず。

 

ドコモのポイントプログラム「dポイントクラブ」が10月3日から改定されます。ネット上では「改悪」という声と「よくわからない」という声が多く見られますが、よく読めばわかります。我が家にとっては「改良」です。それはなぜか?深堀りしていきましょう。
 

 

元々、dポイントクラブと言うのは、dポイントの獲得ポイントに応じて、1つ星から5つ星まで「5つのランク」が設定され、そのランクごとにもらえるdポイントの倍率が変動するというもの。もちろん、5つ星になれば最も多くの倍率が適用されます。

今回の改定の主なポイントは5点。(公式HPより引用)

1.ランクアップ基準の変更(2つ星へのランクアップが従来よりも簡単に)
2.「ポイント倍率アップ特典」の変更
3.「d払い特典」の新設
4.「料金充当特典」の新設
5.「長期利用ありがとう特典」の提供終了

1つ目は、ポイント倍率がアップするランクの基準を変更。今回の改定では「2つ星」の判定基準を、100ポイントから50ポイントに引き下げるため、「1つ星」の人は、2つ星ランクにランクアップしやすくなり、ポイント倍率が1.5倍になります。
また「eximo」や「ahamo」の加入者ならば、3カ月間で50ポイント以上を獲得できるため、ほぼ契約していれば自動的に2つ星を達成できます。

 

2つ目は、dポイント加盟店でのdポイント進呈の倍率がアップする「ポイント倍率アップ特典」が、5つ星の倍率を2.5倍から2倍へ、4つ星と3つ星の倍率を2倍から1.5倍へ引き下げられる点には要注意。

3つ目は、d払いとの連動を強化するために「d払い特典」が今回新設されました。加盟店で「d払い」を利用すると、dポイントが最大+1%還元率がアップする特典。

5つ星ユーザーが、加盟店でd払いを利用すると「ポイント倍率アップ特典」で最大2%付与され、d払い利用により最大2%のdポイントが200円ごとに還元され、最大4%貯めることができるというもの。これは、従来の5つ星ユーザーは2.5倍が上限だったことからすると、5つ星ユーザーには改良となります。

4つ目は、こちらも新設される「料金充当特典」。dポイントをドコモのスマホの利用料金、ドコモ光、ドコモでんきの料金支払いに充当した場合に、3つ星で+1%、4つ星で+2%、5つ星で+5%を追加で料金充当額が追加されます。
ここが「よくわからない」というネットの声。これは、5つ星ユーザーが5,000ポイントをドコモの料金支払いに充当すると5%の250円分が追加され、5,250円の料金支払いに充当できるというもの。これは期間限定ということで、早期終了もありえるサービス。個人的に検証が必要ですが、ahamoポイ活でこれを適用させるとどうなるか、検討するのも興味深い。

 

5つ目は「長期利用ありがとう特典」の廃止。「5Gギガホ プレミア」、「5Gギガホ」、「ギガホ プレミア」など、現行プラン以外の一部の契約者は長期契約に応じて、誕生月のd払いの支払いに対して5%~20%のポイント還元(上限5,000円)を受けられるというもの。今回、これが廃止されます。既にirumo、ahamo、eximoなどの新料金プランに切り替えたユーザーは対象外にとなるため、私にとっては何の痛みもありませんが、ネットの声では「長期ユーザーを大切にしろ」という声が散見されていました。しかし、その特典があるが故に、5Gギガホプレミアや5Gギガライトから新料金プランへの移行するメリットが無く、既存ユーザーが留まることになっていました。しかし、この特典がなくなるわけですから、旧料金プランユーザーも新料金プランへ変更するメリットが出てきて、移行を進ませるのもドコモの思惑でしょう。


今回の改定は「長期ユーザーでも短期ユーザーでも、ドコモのスマホを利用し、dカードで利用料金を支払ってくれれば、誕生月に限らず、一年を通じてdポイントが貯まりやすいですよプログラム」です。

 

5つ星(直近3ヶ月のdポイント獲得数5000ポイント以上)の例:(ポイント倍率アップ特典2.0%+新設d払い特典1.0%+d払いによる特典1.0%)=4.0%(0.5%アップ)…改良
4つ星(直近3ヶ月のdポイント獲得数1500~4999ポイント)の例:(ポイント倍率アップ特典1.5%+新設d払い特典1.0%+d払いによる特典0.5%)=3.0%(±0%)

3つ星(直近3ヶ月のdポイント獲得数600~1499ポイント)例:(ポイント倍率アップ特典1.5%+新設d払い特典1.0%+d払いによる特典0.1%)=2.6%(0.4%マイナス)…改悪

2つ星(直近3ヶ月のdポイント獲得数50~599ポイント)の例:(ポイント倍率アップ特典1.5%)=1.5%(±0%)

1つ星(直近3ヶ月のdポイント獲得数0~49ポイント)の例:(ポイント倍率アップ特典1.0%)=1.0%(±0%)


しかし、料金充当を考慮しないと、改良となるのは5つ星。現行から増減なしとなるのは4つ星、2つ星、1つ星。改悪になるのは、「3つ星」のみ。

ちなみに、改悪となる3つ星は、3か月のdポイント獲得数が600ポイント~1499ポイント。月に平均で200ポイント。

さすがに、dポイントの改悪を気にするならば、月平均で200ポイントは獲得するでしょう。

しかし、3つ星は600~1499。月平均で500ポイントとなると、ややアクティブユーザーでないと獲得できない層もいることでしょう。

つまり、最もユーザーが多いのが3つ星で、この層をアクティブにさせるための改定と見て取れるでしょう。

そして、もう一つの考え方がこれ、2026年3月末の「FOMA」及び「iモード」サービス終了によって、最後まで粘り切るのが超長期利用の高齢者だろうから、そのユーザーへの告知期間も考慮してでしょう。スマホに切り替わった時に、その多くが現行3つ星になるだろうから、言うならばその対策だとも思っています。だって、現行を知らない人が改定後のステージランクの条件を言われても比較ができない以上、改良も改悪もありませんし。

今回、改良となるために方法として、

 

・ドコモのスマホを利用する

・料金支払いはdカードを利用する

・街での買い物もdポイントが貯まる店で買う。

・生活の支払いをdカード(d払い)で支払う

・ドコモ経済圏を構築する

 

これができれば、5つ星を簡単にキープできるはず。

 

私はこのプラグラム発足時から一度も4つ星に落とすことなく5つ星をキープ。

楽天モバイルも契約し、楽天カードでポイント提携している店舗で買い物もしますが、

生活のほとんどをdカードやiD、d払いで決済しています。

今回の改訂。私としては完全なる改良ですから、ウキウキです。

 

楽天モバイルと連動した楽天経済圏にはまだまだ及ばないでしょうが、

ここからドコモ経済圏、dポイントの価値が光ってくるはずです。