過去の私の記録をたどってみると「節約」と「貯金」というキーワードが頻繁に登場していました。

今もたくさんの蓄えがあるわけではありませんが、「貯金したいとは思っていても、なかなか貯まらない以前にお金が全然残らない」という人は多いかもしれません。

しかし、貯金しておくことは自分の生活を守る意味でも大切なこと。そして、貯金をするためには「お金を使わないこと」と「お金を残すこと」が必要です。

貯金関係の情報配信者から様々な有益な情報が提供されていますが、正直なところ、私自身もイチからスタートする際、「何をどうしたら良いのかわからない」タイプだったので、様々な情報を見れば見るほど混乱していたような気がします。

おそらく、そういった方々、表面化しないだけでたくさんいることでしょう。


「固定費削減が大切なのはわかるけど、まず何から手を付ければいいのか…」とか「趣味のお金は削れない」とか。

他にも「先取り貯金をすれば良いのはわかるけど、最初から何万円も先取り貯金なんてできない」とか。


これらに共感してくれる人もたくさんいるはず。

節約生活のエキスパートとは違い、最初の一歩すらハードルが高い人はたくさんいることでしょう。

よく節約情報配信者の「1年で100万円貯めた」とか「月に10万円貯金」したなどの「ひと月あたりの目標金額」は、初心者がいきなり始めるにはハードルが高い。

漠然と「節約しよう」とか「貯金しよう」と思っていても、なかなか貯まらないものです。

最初からハードルを高くしても大変なことを目に見えますし、途中で挫折しがちになるのも目に見えています。なぜなら私自身がそうだったから。そんな私だから「最初のハードルはとにかく低く」が基本だと思っています。


仮に「年間100万円を貯める」ことを目標として計算してみましょう。

「100万円を12ヶ月で割る」と、「1ヶ月あたり8万3,333円」を貯金する平均になりますし、「100万円を365日で割る)と、「1日あたり2,739円」を貯金しなくてはなりません。

これって最初のスタートを切る人にはめちゃくちゃハードルが高いようにしか見えません。だからこそ、「最初のハードルはとにかく低く」 することをおすすめします。

極端な話、「金額の桁をひとつ、もしくはふたつ減らす」ことから始めてみましょう。

そうです。「年間10万円貯める」もしくは「年間1万円貯める」ところから始めてみましょう。


年間10万円なら、ひと月8,333円、毎日273円。

年間1万円なら、ひと月833円、毎日27円。


どうですか?

この金額ならできそうじゃないですか?

「こんなの貯金じゃない」と思う人もいるでしょう。

でも、できない人ってたくさんいるし、「小さな達成感を繰り返すことで成長する人」もたくさんいるんです。

世の中、優秀な人ばかりじゃありません。私のようにきっと「一生懸命な不器用な人」って他にもいるはず。


そして「先取り貯金」。

年間10万円貯めたいなら、毎月、給料が入ったら「8,333円(8,000円でもいい)」を貯めてみましょう。1年後10万円になりますよ。

年間1万円貯めたいなら、毎月、給料が入ったら「833円(800円でもいい)」を貯めてみましょう。1年後1万円になりますよ。

もちろん、それぞれにちょっとプラスして「一万円札」や「千円札」に切り替えれば、それだけ金額が増えることになります。

そして、いつか、できることが増えていったらどんどん金額を上げていけばいいんです。


野球に例えると、最初からホームランを狙うのではなく、シングルヒットすら難しくても、「打席に立つ」ことから始めてみましょう。


私のように、ハードルが高くて最初の一歩が踏み出せない人もいるはず。

しかし、ハードルが小さければ最初の一歩も踏み出しやすくて、いつかは高いハードルも飛び越えられるはずです。


私と同じような、一生懸命な不器用さん、一緒に頑張りましょう!