妻の趣味、それは「部屋の模様替え」。

本当は一つの場所にずっと住んでいると飽きてしまうらしいんですが、さすがに頻繁に引っ越すことができるわけもなく、本人も「模様替えをすることで妥協している」と言っています。

最初はその模様替えに「付き合わされている」という印象でしたが、そのおかげで、妻がいると家の中が常にきれいに保たれているからか、最近では私も積極的に参加するほどになったことは良いこと。


かたや、私は「部屋の模様替え」が苦手でした。

掃除や洗濯などの衛生的な行動は放置できないほどの性格ですぐに洗ってしまいたくなるタイプなのですが、部屋の模様替えだけは衛生的な汚さがないためか、「あってほしいところから動かしたくない」性格をしています。

そんなこともあって、妻が部屋の模様替えをする際、

「片付けなくちゃ」→「でも◯◯をここから動かしたくない」→「部屋も片付けなくちゃ」のループに入っていってしまい、部屋の模様替えが停滞することに。


でも、そんな時こそ、片付けられていない部屋をキレイにすると意気込み、取りかかれる方法は3つしかありません。


それは「把握する」、「捨てる」、「残す」の3つなんです。

これだけです。そう考えると難しくないですよね?

まず、

・目指すゴールと所有物を「把握する」

・捨てるべき物を「捨てる」

・残すべき物を「残す」

この順番が大切。


いきなり無計画で「捨てちゃぇ!」と言って捨て始めると、必要な物すら捨ててしまう危険性もありますし、「残す物から選び始める」と、確実に「あれも残す、これも残す」と、キリがなくなり、結局「残してしまった物」であふれることになります。

実際、私も「これは捨てない、これも捨てない…」とやってるうちに、ほとんど捨てられない物であふれ、ただ無駄に時間が過ぎてしまっただけ、なんてこともしばしば…

大切なことは、まず「今回の断捨離のゴール地点を知ること」と「今、自分はどれほどの物を持っているかの把握」が大切でしょう。

その後、強い気持ちを持って「捨てるべきものを捨てる」ことであり、そこから「残した方が良いと考える物」を差し引いた物が「本当に残すべき物」なんです。


断捨離の有識者の考えも様々で、「捨てることから始める」人もいれば、「残すべき物を決める」人もいます。

もちろん、その人にあったやり方で進めてもらえればと思いますが、私のやり方は上記の通り。


ハードルは決して高くなんかありません。最初のハードルを越えてみませんか?