先日、妻がリビングのテレビで動画配信サービスを見ながら「なにか面白いドラマはないか」と探していて、私は仕事のメールをパソコンで作っていたところ…


「なんでこんなに不倫ドラマが多いんだろうね。あー嫌だ嫌だ。」


とつぶやきます。


そんなわけで今回は路線が違って「不倫ドラマ」についてフォーカス。


簡単に言うと、私も妻も不倫ドラマは興味がありません。むしろ、嫌悪感すらあります。

日本において、不倫ドラマが定期的に放送されて社会現象を起こすということは「需要がある」ということは理解できます。

しかし、それすら我々夫婦には自分の視界には入ってこない考えなんです。

世間はそれでも「ハラハラドキドキの展開」に心が踊るのか、盛り上がる人も多いのは知っていますし、そもそもドラマ関係なく、不倫関係に足を踏み入れる人もいます。


もちろん、私は不倫なんてしたこともないし、しようとも思いません。

妻ではない女性と二人でプライベートな食事に行ったり、お酒を飲んだりなんてこともしようともしたいとも思いません。

(職場の後輩女性との営業同行はプライベートではないので除外)


妻とも話したことがありますが、テレビのインタビューだったかで見たことがあるんです。

「不倫を経験した人にしかわからないことがある。」とか「不倫を知らない人にガタガタ言われたくない」と。

おぼろげな記憶ですが、そんなことを言っていた気がします。


たしかに不倫を経験した人にしかわからないことがあるでしょう。でも私は経験したくもないですから一生わからないままで良いです。


経験したことがないから想像の話ですし、バラエティ番組に番宣でゲスト出演した際にあらすじを聞いてしまうことがあるので上っ面の表現ですが、不倫ドラマなんて「作品」としておもしろおかしく、そしてロマンチックかつ残酷な別れを描写するなど、視聴者の感情を動かして視聴率を上げるもの。だから制作側もそれで良いのでしょう。

女性向けの不倫マンガも読んだことないですが、きっと不倫を扱った内容の作品もあって読者をワクワクさせたり、トキメキを与えていることでしょう。

そうやって視聴者や読者が「恋愛作品」を楽しんでいるのに、不倫が報道に出た著名人に嫌悪感を持つ。

そんなもんです。


要するに「不倫はしたくないけど、非日常の世界に憧れがある」とか「実際に不倫をするわけではないし、見るだけだからいい」とでも言いましょうか。不倫ドラマ好きな人にはそんな人が多そう。


そもそも不倫は刑法で罰せられる行為はなく逮捕される犯罪ではありません。 しかし、民法で定める不法行為として配偶者の権利を侵害するとして、罰金(慰謝料)の支払いを命ぜられる行為にはなり得ます。


もちろん、社会的信用を失うことになるため、職場も懲戒免職になることだって有りえます。

そもそも個人の関係に会社が関与することはありませんが、労働契約法には、労働者の行為や態度が企業秩序を乱したり、業務を妨害するなどの客観的に合理的な理由があれば懲戒免職することが可能である」と定められているため、会社員は仕事を失うことになりますし、そもそも会社にバレれば周りの目もありますからいづらくなって自主的に退職する人もいるでしょう。

他にも、家族や家を失ったり、慰謝料でお金を失ったりと、得られるものは無いに等しい(本人たちがどう思うかは知らない)はず。


それなのに、そのインタビューに出ていた人は「当人や関係者だけの問題だから、周りの関係ない人に否定されたくない」とか「私の友達も、そうなったものは仕方ないと言ってくれる」と言っていたことを思い出します。「類は友を呼ぶ」でしょうか…


ちなみに、もし私の職場に不倫をしている人がいるとしたら…ちょっと当事者だけの問題ではなくなってくる気がします。


このブログを書いていて、否定される意見もたくさんあるんだろうけど、やっぱりそんな当事者の気持ちなんか理解できないし、理解したくもない。

そもそも、他の異性に恋愛関係だったり肉体関係なんて求めていないし、求めたくもない。


そして、「嫌なら見なければいい」と言う人もいるし、自分も目にしたくないから不倫ドラマなんて今後も見ない。


自己処理、自己完結こそ最強にして安全である。