ahamoと楽天モバイルを契約(デュアルSIM)しているからか、どうしても比較してしまうのが「電波の入り具合」。


今回はそこにフォーカス。


楽天モバイルは2023年6月から「Rakuten最強プラン」として、従来通りの「3278円でデータ通信使い放題」を維持しつつ、

パートナー回線エリア(国内)内の高速データ容量制限を撤廃しているというプラン。


ちなみに、このパートナーエリアというのは「KDDI(au)」を利用していますが、

「楽天モバイルの電波がつながらないエリアは、パートナー回線であるauの電波を借りて通信できますよ」ということ。


しかし、これは「楽天モバイルの電波が弱いところはau回線につながりますよ」ということではなく、

「楽天モバイルの電波がつながらない、パートナー回線エリアに指定されたエリアでau回線につながりますよ」ということです。


KDDIのリリースを見てみると


・全国エリア(東京23区、名古屋市、大阪市および局所的なトラヒック混雑エリアは除く)

地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設や観光名所などの一部

東京23区、名古屋市、大阪市の繁華街エリアの一部

・楽天モバイル株式会社向けローミングサービス提供エリア


※上記KDDIのページより引用


これを読み解くと、都心部などの極端に混雑した地域と、元々楽天モバイルとローミングエリアとして契約しているエリアにおいてau回線につながる、ということで、

楽天モバイルの電波が弱いとはいえ、「楽天モバイルのエリア」であるところは、先程の局所的ローミングエリアでなければ、au回線につながらず、楽天モバイルの電波を利用するということ、と理解できます。


「電波が弱い」と「電波がつながらない」は似て非なるものであり、

ネットでよく見かける「楽天モバイルの電波が弱い」というのは、「電波がアンテナ一本くらい入るけど、楽天モバイルのエリアだからau回線につながっていない」ということでしょう。


従来から楽天モバイルの電波は「プラチナバンド

(電波が繋がりやすい周波数帯700MHzから900MHzのこと)」を利用できず、

屋内でつながりにくく、圏外になる話も聞かれてきました。

特に地下鉄やビルの地下や高層階は顕著で、ネットでも様々な声が見られます。

もっとも、プラチナバンドも楽天モバイルに与えられ、今後改善されることも予想されるため今後に注目。


ちなみに、楽天モバイルの5Gと4G回線だけを利用するホームルーターのRakuten Turboは、

公式ページに、「高層階や地下は楽天モバイルエリアであっても電波が届かないことがある。」

と明記されています。

 

 


つまり、Rakuten Turboはパートナー回線につながらない設定のため、「楽天モバイル回線限定」=「地下や高層階はつながらないことがあると公式発表している」と読み取れます。

 先日のブログ、ビジネスホテルの高層階で楽天モバイルの電波が弱かったのは、これらの原因もあるでしょう。

実際、このホテルは間違いなく楽天モバイルのエリア内。先述の通り、「楽天モバイルの電波をつかんでいるからパートナー回線につながっていない」ということになります。


日常的に生活する中で、楽天モバイルの電波は問題無いものだと思っています。

実際に、楽天モバイルを契約していて、利用している端末も楽天モバイルで購入したSIMフリー端末のGalaxyA23です。


先日、ビジネスホテルの高層階で電波が弱かったのは神奈川県内(楽天モバイルエリア)。

また、別の日程で訪れた栃木県内のビジネスホテルの高層階でも楽天モバイルエリアで電波が弱かったこともあります。


先述のKDDIのエリアを見てもパートナー回線エリア内ではなく、楽天モバイルのエリアになっていることから、電波が入る以上は弱くても楽天モバイルの電波をつかむということだと思っています。


実際、都内23区内の2階にある我が家の現在の電波はこんな感じ。

(左側ドコモの電波、右側が楽天モバイルの電波)





言い方悪いですけど、とにかく遅い。

電波は入るけどとにかく遅い。


これを読んでくれている方のお住まいの地域では楽天モバイルの電波そのものが強かったり、パートナー回線につながったりする地域の方々もいらっしゃることでしょう。

いずれにしてもこれが現実であり、地域によって大きな差があるのだと実感しています。


でも、やっぱり楽天モバイル好きなんですよ…