新生活に向けた顧客を取り込みたい「スマホ契約の繁忙期」である年度末の今、各社のキャンペーンが活発に展開されているのは周知の事実。

そこで、今回は「新生活キャンペーンの保護者目線」にフォーカス。

この春、新しく中学生、高校生、大学生、社会人と、新生活を迎える人を中心にスマホを買い替えたり、
契約する会社を新規契約したり、乗り換えたりという時期になるため、
提供各社は一番の繁忙期として様々なキャンペーンを打ち出しています。

特に「子供にスマホを買ってあげる立場の保護者」にとっては、ひとつの大きな決断を迫られる時期となるのはおわかりでしょう。

とはいえ「格安SIM(格安スマホ)で節約しましょう」なんて話ではなく、私が言いたいのは

「子供はデータ通信を利用する機会や利用量が保護者が想像するよりも圧倒的に多い」

ということ。

保護者と思われる世代には「月に1GBも使わない」とか「ずっとWi-Fiがある場所にいる」という人も多く、その観点から、
「いったい何にそんなにギガ(データ量)使ってるの?」
と思っている保護者も多いことでしょう。

いいですか?保護者さん。
(私も今回のブログの内容に合致する保護者)

若年層は保護者が思っている以上にデータ通信を行います。
保護者世代が思っている使い方以上に、若年層はスマホを使って家庭で生活し、学校生活を送り、友人たちとの生活も送っています。

「月に1〜3GBあればデータ量は足りる」という時代は今後確実に変わります。
報道で見かける統計資料も「現在のスマホユーザー(ほとんど利用しない高齢者含む)の平均が3GB」なんて言われていますから、
今後、ハードな使い方をする若年層も統計資料に加わってくるようになると、平均データ量は増えていくのは確実。

だからこそ、保護者世代は「安全な使い方」をさせることは前提として、
「若年層はある程度のデータ量は使用するもの。そして使用させてあげるもの。」として考えて、契約する各社を選ぶべきでしょう。

本当に使わない小学生の低学年などなら「日本通信合理的シンプルプラン290(1GB290円)」やirumoなどの各社の3GBプランでも良いでしょうが、
中学生以上なら中容量の「ahamo(20GB2970円)」のようなプランでも良いでしょうし、
いっそのこと「楽天モバイル(20GB2178円、使い放題3278円)」にするのもありです。

いずれにしても、
若年層に使わせるスマホの節約目線は「金額」よりも「速度とデータ量」です。

「キャリアから格安SIMに変えても何も困らない」と言えるのは両方を経験している保護者だからこそ。
若年層は「キャリアだろうが格安SIMだろうが、快適にデータ通信できる環境が欲しい」これ一択です。

「スマホを使って生活する保護者」から「生活するためにスマホを使う若年層」へ時代は変わってきています。

中途半端な節約プランを契約し、データ量を追加するなんてもったいない。
だったら「投資」と思って若年層に与える環境を考えるのも保護者の役割なのかな、と感じています。