少しずつ利用者が増えてきたドコモの新料金プランのirumoですが、
みんなドコモ割の適用対象外ですし、家族通話無料の対象外であることは既報の通り。

ただし、irumo契約回線であっても、家族回線のカウント対象となるため、
ファミリー割引グループ内において、ドコモの月額料金については割引が適用されます。

これについても「わかりにくい」と言う人がいることでしょう。
先入観を持たずに、公式サイトをご覧下さい。
しっかり読めば理解できるはずです。





話は戻ります。
irumo利用者は家族割引の対象にはなりませんが、
他の家族が使っているドコモの月額料金は割引される、ということです。

※例として(dカード支払い割引、ドコモ光セット割引適用として計算)

父親eximo、母親eximo、子供irumo
→子供がirumo利用者で、家族通話無料にはなりませんが、家族回線カウント対象。
 家族で3回線以上とカウントされ、父親と母親が月額1100円割引の対象となります。




ここまでは大前提。

メインはここからです。

irumo0.5GBは550円という破格の安さで人気のプランとなっています。

しかし、先述の通り、家族にドコモ回線利用者がいるならば、
安易にこのプランを選択するのは逆に損をする可能性が出てきます。

その理由は「irumo0.5GBは家族カウント対象外である」ということ。

先程の料金プランの一覧表をご覧ください。

要するに先程の三人家族のケース。

※父親eximo、母親eximo、子供irumo0.5GBの場合
→子供がirumo0.5GBで家族カウント対象外。
 みんなドコモ割のカウントは「父親と母親の2回線」となるため、
 それぞれ550円の割引になってしまいます。
 3回線ならそれぞれ1100円割引されるところですから、
 2200円(3回線割引)−1100円(2回線割引)=差額1100円…割引額が少なくなる
 irumo3GB880円−irumo0.5GB550円=差額330円…3GBの方が330円高い
 要するに1100円割引額が少なくなるわけで、仮にirumo3GB880円にして330円高くなったとしても、1100円割引額が少なくなるため、
 総額で1100円−330円=770円安くなるんです。

これにプラン料金を当てはめると
父親eximo無制限、3回線1100円割引適用で4928円、母親eximo無制限、3回線1100円割引適用で4928円、子供irumo3GB880円=10736円
父親eximo無制限、2回線割引適用で5478円、母親eximo無制限、2回線割引適用で5478円、子供irumo0.5GB550円=11506円
11506円−10736円=770円。

先述の通り安くなるんです。

つまり、家族回線3回線以上あるならirumo3GB880円の方がirumo0.5GBを使うより770円安くなり、
データ量も2.5GB多く使える。

というメリットしかない結果になります。  


しかし、この条件は家族の契約において、2回線がみんな家族割が対象となるプランに契約している場合の話で、
仮に、みんな家族割対象の家族がひとりだったとします。

父親eximo、母親ahamo、子供irumoの場合
→母親と子供はみんなドコモ割対象外だが、家族カウント対象のため、
 父親は3回線1100円割引となる。
 この場合も子供がirumo0.5GBを選択すると2回線割引となり、父親550円割引。

 父親eximo無制限4928円、母親ahamo2970円、子供irumo3GB880円=8778円
 父親eximo無制限5478円、母親ahamo2970円、子供irumo0.5GB550円=8998円
8998円−8778円=220円。

irumo3GB880円を使うほうが550−330円=220円安い上にデータ量も2.5GB多く使える。

この場合も先述の770円割引とまではいきませんが220円安い上にデータ量も2.5GB多く使えます。

しかし、
父親ahamo、母親irumo、子供irumoの場合
全員みんなドコモ割対象外で、みんなドコモ割の適用外のプランを契約していればこの限りではありません。
割引が効かない以上、irumo0.5GBが安いという結果になります。

わかりにくい?

大丈夫。

落ち着いて金額を想像してみて下さい。

目先の料金にとらわれず、様々な視点で見ると見えてきます。

特にキッズケータイからスマホにステップアップする際、よく検討せずに「irumo0.5GB550円が安いから」
と飛びつくのはもったいない。

家族の契約によっては、irumo3GB880円の方がお得であることを気づいてもらいたいです。