言葉とはより柔軟に | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

素人玄人を問わず、科学の識者を自負する者たちは言葉の隅々にまで科学的厳密性を徹底させ、また他者にもそれを強要する傾向がある。しかし時折それが話していて窮屈に感じるのだ。

 

例えば科学の識者は「猿から人に進化する」という表現を酷く嫌う。猿と人は共通の祖先から枝分かれした別の生物であり、現在の猿が人に進化することはないと言うのだ。しかし彼らは科学の厳密性を追い求めるあまり、日本語の寛容性を見失ってしまっているのではないか。言葉とはより柔軟にあるべきだろう。