もしも世界にアメリカが存在しなかったら? | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

もしも世界にアメリカが存在しなかったら、そんな内容の動画を以前にネットで観たことがある。それは実に興味深いテーマであり、素晴らしい考察だったのだが、残念ながら俺はその解説をほとんど失念してしまった。よって以下、浅識で恥ずかしいのだが俺なりに思うところを述べていきたい。

 

まず日本は第二次世界大戦に参戦せず、従って敗戦を迎えることもなく、現在も大日本帝国のままであった可能性が高いだろう。そして終戦後、資本主義諸国と共産主義諸国による冷戦の最たる舞台は東欧となり、現在アメリカと中露に挟まれている日本や韓国、フィリピンといった国々はそれから外れることになる。しかしそれは日本にとって、必ずしも幸運なこととは限らない。なぜならアメリカの有無と関係なく経済成長し、アメリカという軍事上のライバルが存在しない中国は今よりも強大な超大国となり、日本や周辺国を更に容赦なく脅かすからだ。

 

しかしながら、こうも思うのだ。アメリカが存在せず欧州が主導権を握る世界では、資本主義・共産主義の対立よりも白人圏・非白人圏の対立の方が深刻なのではないか。アメリカの出現はアジアの中で先行発展した日本にとって都合よく、欧州覇権の世界を終わらせてくれたのではないだろうか。