ビニール袋は唾液の粘性で指に張り付く訳ではない | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

豆知識を教えて

スーパーで買い物をする際、ビニール袋がなかなか捲れなくてついイライラする、誰もが経験したことがあるだろう。そんな時に指先をペロッと舐めて湿らすとビニール袋がすんなりと捲れる、一度はやったことがあるのではないか。しかし多くの人が勘違いしているかどうかは知らないが、あれは決して唾液の粘性で指に張り付く訳ではないのだ。

 

普段意識することは全くないだろうが、私たちの体や身の回りの物体、あらゆるものには常に大気圧が働いている。そしてこれがなかなかに強力だ。空気を抜いて真空状態になったオイル缶が、周囲の空気に押されてベコッと凹む、そんな衝撃映像を一度は見たことがあるのではないか。そして大気圧はビニール袋を捲る際に、当然指とビニールの間にも働いている。しかしこの隙間を唾液や何かしらの液体で埋めると、指とビニールの間の空気が締め出され、疑似的な真空状態が出来上がる。するとビニール袋は外側の大気圧に押される形で、指にピッタリと張り付くのである。

 

以上、果てしなくどうでも良い豆知識である。しかしもしビニール袋が自分の唾液の粘性で指に張り付いていたらと考えると、何となく不潔な感じがして嫌ではないか。人間の唾液にエイリアンのような粘着力はない。だからスーパーで買い物をする際は、安心して指先を舐めてビニール袋を捲ってほしいのである。

 

 

 

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