糖質、脂質と並び、一般にダイエットの大敵とされるのが塩分である。しかし周知の通り、塩の主成分である塩化ナトリウムのカロリーはゼロである。ならばなぜ塩分の過剰摂取は太るのか。
以下は特に調べた訳ではなく俺の憶測であるが、塩分を大量に摂取すると血中の塩分濃度が上がり、体がそれを下げ一定濃度に保つために水分を多量に欲して溜め込む。それにより体重が爆上がりするのだろう。
で、問題はここからだ。果たして体内に溜め込まれた塩分及び水分は一定時間の後に体の外に排出され、長期的に見れば塩分過剰摂取による体重増はゼロに戻るのだろうか。
例えば、俺の好きなカップラーメンはエースコックのスーパーカップMAXシリーズなのだが、大抵どれも1つ500kcal程度である。ならばカロリー計算上、成人男性なら1日4つ食べても太らないことになる。しかしスーパーカップMAXを2つ食べると、その後大量に摂る水分と合わせて俺の体重は一時的におよそ1.5kg増加する。
仮に1日にスーパーカップMAXを4つ、それだけを食べ続けて2週間。果たしてその時、俺の体重は増えているのか、減っているのか。そんな恐ろしい生体実験は、俺にはとても出来ないのである。