先月、シンガーソングライターの平松愛理が『部屋とYシャツと私~あれから~』をリリースした。同曲は1992年に発表され140万枚の大ヒットとなった『部屋とYシャツと私』の続編らしい。俺は同アンサーソングを聴いていないが、聴かなくてもだいたい分かる「やっちまったなぁ…」
古今東西、大ヒット曲の続編やらアンサーソングやらの類は大概”やらかす”。例えば『逆転レボルシオン』(亀と山P『青春アミーゴ』の続編)然り、『ユメノツヅキ』(CHEMISTRY『PIECES OF A DREAM』の続編)然り、THE 虎舞竜の『ロード』に至っては続編が第十三章まで発売されて物の見事に全て大コケ、完全に収拾がつかなくなっている。俺の知る限り、大当たりした続編曲は唯一ビートルズの『Get Back(戻ってこいよ)』のアンサーソングである『Let It Be(このままでいよう)』だけだ。
そもそも、歌の1番の歌詞のアンサーソングは2番の歌詞ではないのか。ソングライターの面々には、1つの楽曲の中にそれくらいのストーリー性やメッセージ性を込めて作詞作曲してほしいものである。