庭に咲いた一輪の花を摘んで
あなたの所へ届けよう
他には何も出来ないから
胸いっぱいの「ごめんね」を持って
やせ細ったその腕は
もう私にカレーを作ってくれることはない
虚ろに見つめるその瞳は
きっと私が誰だかさえ分からない
なぜ全てを投げ捨ててでも
心から愛情に報いることが出来なかった
あなたが使っていた冷たいベッド
どれほど悔いてもあの日々は戻らない
庭に咲いた一輪の花を摘んで
あなたの所へ届けよう
「ありがとう」にはまだ全然足りないから
胸いっぱいの「ごめんね」を持って