元日本代表FW中山雅史は過大評価されている!!その後継の代表FWがあまりに不甲斐ないからだ!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

にわかにでもサッカーファンなら、誰もが皆暇な時、一度くらいは考えたことがあるのではないか。「歴代サッカー日本代表選手で最強のドリームチームを作る」

例えばGKは川口能活、DFは3バックで井原正巳、中澤佑二、吉田麻也。ボランチは遠藤保仁、中田英寿、左サイドに中村俊輔、右サイドに本田圭佑、トップ下に香川真司。 そしてFWは2トップ、一人は三浦知良で確定。残るもう一枠は中山雅史か岡崎慎司か、岡崎慎司か中山雅史か…ここを悩みどころとする人も多いことだろう。

だがあえて言おう、「元日本代表FW中山雅史は過大評価されている」

以下に示すは「フォレストラバ」の記事より引用した「日本人の好きなサッカー選手ランキング」である。

  1位 FW三浦知良
  2位 MF本田圭佑
  3位 MF中田英寿
  4位 FW中山雅史
  5位 DF松田直樹
  6位 GK川口能活
  7位 MFラモス瑠偉
  8位 MF中村憲剛
  9位 MF藤田俊哉
  10位 DF中澤佑二 ※以下略

Jリーグ創始期の選手でありながら、FW中山雅史の人気は今尚極めて高い。見ての通りランキングではFW三浦知良、MF中田英寿、MF本田圭佑の新旧日本3大エースに追随し、FWの選手としては、あのキングカズと人気を二分していると言っても決して過言ではない。

無論、中山雅史は優れたゴール嗅覚で人気に違わぬ活躍をした稀代の名ストライカーである。また、極めて長い現役期間を通してファンを勇気づけてきた功労者でもある。

しかし三浦知良や後の代表FW岡崎慎司と中山を比較するのは言語道断だ。前2者と後者とでは日本代表での実績において天と地ほどの開きがある。

  三浦知良 国際Aマッチ89試合出場\55得点  
  岡崎慎司 同116試合出場\50得点
  中山雅史 同53試合出場\21得点

そして何より、中山雅史が日本代表のスタメンに定着していたのは98年フランスW杯の本大会の間だけなのである。それ以外全ての代表期間を中山は控えとして送っている。もちろん、日本のエースストライカーと見なされたことは一度もない。

ならばなぜ、これほどまでに中山雅史は称賛されてきたのか。それは中山が代表を退いてからFW岡崎慎司が台頭するまでのおよそ10年間、点を獲れるFWが日本代表に全く現れなかったからだ。2002年日韓W杯、本大会に入ってからの当時35歳の中山の突然の招集がその全てを物語っている。 

要するに後継のFW城彰二、FW柳沢敦、FW高原直泰、FW久保竜彦、FW大黒将志、FW玉田圭司らがあまりに不甲斐ないから、中山雅史がどんどん”神格化”されていったのである。

さてFW岡崎慎司が退いた今、日本代表のFW事情は果たしてどうなっているであろうか。少なくとも俺は先行きは暗いと見ている。

現在エース格のFW大迫勇也は典型的なポストプレーヤー、ストライカータイプではない。また、ともにスタメンを張るFW南野拓実は調子にムラがあり決定力が物足りない。結局毎回得点に絡んでいるのはチャンスメーカーのMF中島翔哉ではないか。

たとえどんなに技術や能力があっても、点を獲れなければFWは失格だ。むしろ三浦知良、岡崎慎司なき今ならばこそ、俺は日本代表に全盛期のFW中山雅史を欲する。